SERIESSUM関数の詳細解説(Excel)

ExcelのSERIESSUM関数の使い方

この記事では、Excelの「SERIESSUM関数」の使い方について解説します。SERIESSUM関数は、多項式の値を計算するための関数です。構文は以下の通りです。

SERIESSUM(x, n, m, 係数)

引数の説明

SERIESSUM関数には、以下の4つの引数が必要です。

  1. x:多項式の変数xの値。
  2. n:多項式の最初の項の指数。
  3. m:多項式の項の指数の増分。
  4. 係数:多項式の各項の係数を示す配列。

引数を適切に設定することで、SERIESSUM関数を使用して多項式の値を計算することができます。

サンプル1

例として、以下の多項式を計算してみましょう。

f(x) = 3x^2 + 2x + 1

ここで、x = 2とします。

この多項式の値をSERIESSUM関数を用いて計算する場合、以下のように入力します。

=SERIESSUM(2, 0, 1, {1, 2, 3})

ここで、最初の項の指数は0、指数の増分は1、そして係数は1, 2, 3の順になります。計算結果は、f(2) = 3*(2)^2 + 2*(2) + 1 = 17 となります。

サンプル2

次に、以下の多項式を計算してみましょう。

g(x) = 4x^3 - 5x^2 + 2x + 1

ここで、x = 3とします。

この多項式の値をSERIESSUM関数を用いて計算する場合、以下のように入力します。

=SERIESSUM(3, 0, 1, {1, 2, -5, 4})

ここで、最初の項の指数は0、指数の増分は1、そして係数は1, 2, -5, 4の順になります。計算結果は、g(3) = 4*(3)^3 – 5*(3)^2 + 2*(3) + 1 = 100 となります。

係数を別のセルに格納する

上記の例では、係数を直接SERIESSUM関数内に入力していましたが、係数を別のセルに格納して、それを参照することもできます。

例えば、以下の表のようにA1:A4に係数を格納しましょう。

A
1 1
2 2
3 -5
4 4

この場合、SERIESSUM関数を以下のように入力します。

=SERIESSUM(3, 0, 1, A1:A4)

この方法を用いることで、係数が他のセルに依存している場合や、係数を編集しやすくしたい場合に便利です。

まとめ

この記事では、ExcelのSERIESSUM関数の使い方について解説しました。SERIESSUM関数は、多項式の値を計算するための関数です。引数には、xの値、最初の項の指数、指数の増分、そして係数の配列を設定します。サンプルを通じて、実際に関数を使って多項式の値を計算する方法を学びました。Excelで多項式を扱う際に、SERIESSUM関数を活用してみてください。

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