「検査対象セルが祝日ならば○、そうでないならば×を表示させる」といった処理をIF関数で実現させるときの、論理式欄への設定内容をご紹介します。
事前に祝日リストを作成しておきます。また左の列には「国民の祝日月日」という名前を設定しておきます(範囲名)。
参考:「国民の祝日について – 内閣府」
国民の祝日月日 | 国民の祝日名称 |
---|---|
2016/1/1 | 元日 |
2016/1/11 | 成人の日 |
2016/2/11 | 建国記念の日 |
2016/3/20 | 春分の日 |
2016/4/29 | 昭和の日 |
2016/5/3 | 憲法記念日 |
2016/5/4 | みどりの日 |
2016/5/5 | こどもの日 |
2016/7/18 | 海の日 |
2016/8/11 | 山の日 |
2016/9/19 | 敬老の日 |
2016/9/22 | 秋分の日 |
2016/10/10 | 体育の日 |
2016/11/3 | 文化の日 |
2016/11/23 | 勤労感謝の日 |
2016/12/23 | 天皇誕生日 |
あとは以下の式を作成すれば、「検査対象セル」が祝日の場合に「○」が表示されます。
=IF(COUNTIF(国民の祝日月日,検査対象セル)=1,"○","×")
つまり、「検査対象セル」が「国民の祝日月日」の範囲内に1つだけ存在しているかを検査する論理式は
COUNTIF(国民の祝日月日,検査対象セル)=1
となるわけです。具体例をみてみましょう。
A | B | |
---|---|---|
1 | 日付 | 祝日 |
2 | 2016/9/18 | × |
3 | 2016/9/19 | ○ |
4 | 2016/9/20 | × |
5 | 2016/9/21 | × |
6 | 2016/9/22 | ○ |
7 | 2016/9/23 | × |
8 | 2016/9/24 | × |
9 | 2016/9/25 | × |
10 |
B列には以下のいずれかの数式を入れています。なお「3.」についてはA列に「日付」という範囲名を設定しておくことで実現可能になります。
=IF(COUNTIF(国民の祝日月日,A:A)=1,"○","×")
=IF(COUNTIF(国民の祝日月日,RC[-1]),"○","×")
=IF(COUNTIF(国民の祝日月日,日付)=1,"○","×")
また、セルB2に以下の式をコピーして、最後までコピーする方法もあります。このやり方が一般的でしょう。
=IF(COUNTIF(国民の祝日月日,A2)=1,"○","×")
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