ROUNDUP関数の詳細解説(Excel)

ExcelのROUNDUP関数の使い方

Excelで数値を切り上げる方法をお探しですか?この記事では、Excelの「ROUNDUP関数」について詳しく解説します。ROUNDUP関数は、指定した桁数で数値を切り上げる機能を提供しています。初級者の方でも理解できるように、丁寧な説明とサンプルを用意しました。

ROUNDUP関数の構文

ROUNDUP関数の構文は以下の通りです。

ROUNDUP(数値, 桁数)

引数の説明は以下の通りです。

  • 数値:切り上げたい数値を指定します。
  • 桁数:切り上げる桁数を指定します。正の数を指定すると小数点以下の桁数が切り上げられ、負の数を指定すると整数部分の桁数が切り上げられます。

ROUNDUP関数の使い方

それでは、実際にROUNDUP関数を使用した例を見ていきましょう。以下の表は、商品の価格と個数が記載されているサンプルデータです。

A B
1 商品価格 個数
2 298.5 3
3 567.89 5
4 1.65 10

この表をもとに、ROUNDUP関数を使用して、商品価格を切り上げる方法を説明します。

  1. A2のセルには「=ROUNDUP(A2, 0)」で、298.5を整数部分に切り上げし、299が表示されます。
  2. B2のセルには「=ROUNDUP(A2, -1)」で、298.5を10の位に切り上げし、300が表示されます。
  3. A3のセルには「=ROUNDUP(A3, 0)」で、567.89を整数部分に切り上げし、568が表示されます。
  4. C3のセルには「=ROUNDUP(A3, 1)」で、567.89を小数点以下1桁に切り上げし、567.9が表示されます。
  5. A4のセルには「=ROUNDUP(A4, 2)」で、1.65を小数点以下2桁に切り上げし、1.65が表示されます。小数点以下がすでに2桁の場合、値は変わりません。
  6. B4のセルには「=ROUNDUP(A4, 1)」で、1.65を小数点以下1桁に切り上げし、1.7が表示されます。

小数点以下を切り上げる場合の注意点

ROUNDUP関数で小数点以下の桁数を切り上げる場合、指定した桁数に応じて「0.1」や「0.01」といった値が追加されます。そのため、実際の計算結果と異なる値が表示されることがあります。正確な計算結果が必要な場合は、適切な桁数を指定してください。

まとめ

この記事では、ExcelのROUNDUP関数の使い方について解説しました。ROUNDUP関数は、指定した桁数で数値を切り上げる機能を提供しており、整数部分や小数点以下の桁数を切り上げることができます。初級者の方でも理解できるように、丁寧な説明とサンプルを用意しましたので、ぜひ参考にしてください。

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