Excel MDETERM関数の使い方と解説

この記事では、ExcelのMDETERM関数について解説します。MDETERM関数は、与えられた正方行列の行列式を計算する関数です。構文は以下のようになります。

MDETERM(配列)

MDETERM関数の引数について

MDETERM関数は1つの引数を取ります。

配列

行列式を計算したい正方行列を指定します。正方行列とは、行数と列数が等しい行列のことです。行列は、Excelシート上のセル範囲で表現されます。

MDETERM関数の使用例

ここでは、MDETERM関数を使用して、3×3の正方行列の行列式を計算する例を示します。

まず、以下のような3×3の行列をExcelシートに作成します。

この行列の行列式を求めるには、MDETERM関数を使用して以下のように入力します。

=MDETERM(A1:C3)

計算結果として、行列式の値が得られます。この場合、行列式は -12 となります。

MDETERM関数の注意点

MDETERM関数を使用する際の注意点をいくつか挙げます。

• 引数で指定する行列は正方行列でなければなりません。行数と列数が異なる行列を指定すると、エラーになります。
• 行列内のセルには数値データが入力されている必要があります。文字列や日付データなど、数値以外のデータが含まれている場合、エラーになります。

まとめ

この記事では、ExcelのMDETERM関数の使い方を解説しました。MDETERM関数は、指定された正方行列の行列式を計算するために使用されます。引数には対象となる正方行列の範囲を指定します。MDETERM関数を使用する際には、行列が正方行列であること、およびセル内に数値データが入力されていることを確認してください。

MDETERM関数を使いこなすことで、行列計算の基本である行列式の計算を簡単かつ正確に行うことができます。Excelを利用した数学や物理学、統計学などの分野でのデータ解析や計算に役立ててください。