ACOS関数の詳細解説(Excel)

ExcelのACOS関数の使い方

ExcelのACOS関数は、与えられた数値の逆余弦(アークコサイン)を計算する関数です。この記事では、ACOS関数の使い方や引数の解説、サンプルを通して初級者でもわかるように正確で丁寧に説明します。

ACOS関数とは?

ACOS関数は、指定した数値の逆余弦(アークコサイン)を計算するための関数です。引数には、-1から1までの範囲の数値を指定します。そして、計算結果はラジアン単位で返されます。

ACOS関数の書式

ACOS(数値)

引数の解説

  • 数値:逆余弦(アークコサイン)を求めたい数値を指定します。範囲は-1から1までです。この範囲外の数値を指定した場合、#NUM!エラーが返されます。

ACOS関数のサンプル

ACOS関数の使い方を理解するために、以下の表を使用してサンプルを見ていきます。

A B
1 数値 ACOS
2 0.5
3 -0.5

この表で、ACOS関数を使用して各数値の逆余弦を求めてみます。

    1. B2セルに次の式を入力します。
=ACOS(A2)
    1. 同様に、B3セルに次の式を入力します。
=ACOS(A3)

この結果、次のように計算されます。

A B
1 数値 ACOS
2 0.5 1.047
3 -0.5 2.094

これで、数値0.5と-0.5の逆余弦(アークコサイン)を求めることができました。それぞれの結果は、1.047(ラジアン)および2.094(ラジアン)となります。

もし角度を度数法で表したい場合は、ラジアンから度数への変換を行うRADIANS関数を利用します。以下の手順で度数法に変換してみましょう。

A B C
1 数値 ACOS 度数
2 0.5 1.047
3 -0.5 2.094
    1. C2セルに次の式を入力します。
=DEGREES(B2)
    1. 同様に、C3セルに次の式を入力します。
=DEGREES(B3)

これで、ラジアンを度数法に変換した結果が得られます。

A B C
1 数値 ACOS 度数
2 0.5 1.047 60
3 -0.5 2.094 120

このように、数値0.5と-0.5の逆余弦の角度は、それぞれ60度および120度となります。

まとめ

この記事では、ExcelのACOS関数の使い方について解説しました。ACOS関数は、指定した数値の逆余弦(アークコサイン)を計算するための関数で、結果はラジアンで返されます。引数には-1から1までの数値を指定し、範囲外の値を指定するとエラーが発生します。また、度数法に変換する際にはDEGREES関数を使用します。初級者でもわかるように正確で丁寧な解説を心がけていますので、ぜひ参考にしてください。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました