特定の日付より前・後であることを判定する論理式:入力規則や条件付き書式へ!

Excelで特定の日付より前・後であることを判定する

Microsoft Excelには、特定の日付より前・後であるかどうかを判定するための論理式があります。具体的には、DATE関数等と比較演算子を組み合わせて使用します。

作成した論理式IF関数IFS関数条件付き書式入力規則に使用することができます。

DATE関数とは

DATE関数は指定した年、月、日からなる日付を返します。この関数を使用すると、特定の日付を簡単に生成できます。

=DATE(年, 月, 日)

特定の日付より後であることを判定する論理式

DATE関数と比較演算子を組み合わせて、セルの値が特定の日付より後であることを判定する論理式を以下に示します(>)。

=A2 > DATE(2023, 7, 21)

この論理式は、セルA2の日付が2023年7月21日より後である場合にTRUEを返します。逆にしたいのであれば不等号を「<」とすればよいでしょう。またその日も含める「以降」ならば「>=」、「以前」ならば「<=」のようにします。不等号のあとに等号を付与すればその日も含むことになります。

以下がまとめとなります。AもBも日付データ(DATE関数を含む)とします。

  • A>B ……AがBより後ならばTRUE判定
  • A>=B ……AがB以降ならばTRUE判定
  • A<B ……AがBより前ならばTRUE判定
  • A>=B ……AがB以前ならばTRUE判定
  • A=B ……AがBと同じ日ならばTRUE判定
  • A<>B ……AがBと別の日ならばTRUE判定

条件付き書式や入力規則、IF関数、IFS関数での使用

この論理式は、条件付き書式や入力規則の設定、さらにはIF関数やIFS関数での条件指定にも利用できます。

IF関数、IFS関数での使用例

IF関数IFS関数を使用する際にこの論理式を利用すると、セルの日付が特定の日付より後である場合に特定の処理を行うといった条件分岐を設定することができます。

条件付き書式での使用例

条件付き書式の「新しいルール」を選択し、「数式を使用して書式設定するセルを決定する」を選び、上述の論理式を入力します。その後、適用したい書式(例えば、背景色を赤にする)を設定します。これにより、セルの日付が特定の日付より後であるセルが自動的にハイライトされます。

入力規則での使用例

データの入力規則の「ユーザー設定」を選択し、上述の論理式を入力します。この設定を行うことで、セルの日付が特定の日付より後でない場合、Excelはエラーメッセージを表示します。

応用: TODAY関数とセル参照を利用した例

TODAY関数を用いると、現在の日付を取得することができます。したがって、セルA2の日付が今日の日付より後であるかを判定する論理式は次のようになります。

=A2 > TODAY()

また、DATE関数の引数には具体的な数値だけでなく、他のセルへの参照を使用することも可能です。例えば、H1に年、H2に月、H3に日が入力されている場合、次のような論理式を使用できます。

=A2 > DATE(H1, H2, H3)

このように、Excelの関数を活用して、セルの値が特定の日付より後であるかどうかを判定するなど、データ分析における様々なシナリオを柔軟に対応することが可能になります。

参考:特定の時刻/時間より前・後であることを判定する論理式

「特定の時刻/時間より前・後であることを判定する論理式」については下記のページを参考にして設定をしてください。

特定の時間/時刻より前・後であることを判定する論理式:入力規則や条件付き書式へ!
Excelで特定の時間/時刻より前・後であることを判定する Excelには、特定の時刻より前・後であるかどうかを判定するための論理式があります。具体的には、TIME関数等と比較演算子を組み合わせて使用します。 作成した論理式はIF関数・IF...

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