IF関数内で「で始まる/で終わる/を含む」を使う

IF関数内で「で始まる/で終わる/を含む」を使う(部分一致処理)

IF関数において
[○○を含む場合はX,それ以外はY]
のような処理をする場合は、論理式欄に【COUNTIF関数+ワイルドカード】を用いるのがよいでしょう。[COUNTIF関数で特定の文字「を含む」セルを数える]については別記事にあるのでご参照ください。

基本的な流れとしては
COUNTIFで「○を含む」かどうかを調べた結果が「1」ならばX、それ以外はY
という処理をします。

XとYはあなたが使う文字列や式に置き換えてください。

またCOUNTIF関数の調整をすることで「○を含む」(部分一致)だけでなく、「○で始まる」(前方一致)、「○で終わる」(後方一致)の処理も可能です。

解説とサンプルの操作

以下のような表で、
B列に「崎」を含んでいれば"X",それ以外は"Y"
としてみます。結果はC列に表示させます。

メンバー 住所 検索結果1 検索結果2 キーワード
A10001 横浜市
A10002 川崎市
A10003 中央区
A10004 北区
A10005 横須賀市
A10006 高崎市
A10007 大浜区

セルB2が「崎」を含んでいるかを検査する式は

=COUNTIF(B2,"*崎*")

で、含んでいれば「1」となります。
[セルB2の中で「崎」を含んでいるセルの数]を調査する式だからです。
含んでいなければ「0」となります。

したがって論理式には

=COUNTIF(B2,"*崎*")=1

を用います。

最終的に作成するIF関数は

=IF(COUNTIF(B2,"*崎*")=1,"X","Y")

とします。

また
「崎」を含む
ではなく
セルF2に入力されている値を含む
とするならば、論理式は

=COUNTIF(B2,"*" & $F$2 & "*")=1

とします。下にコピーすることを考慮してセルF2部分は絶対参照の設定をします。

最終的には以下のような式となります(D列に作成した)。

=IF(COUNTIF(B2,"*"&$F$2&"*")=1,"X","Y")

完成サンプルファイルのダウンロード

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