Excel VBAのPrintTitleRowsプロパティについて

Excel VBAでは、複数のページにわたる印刷で、各ページの上部に同じ行（タイトル行）を印刷するためにPrintTitleRowsプロパティを使用します。このプロパティを使用すると、見出し行や列見出しをすべての印刷ページに繰り返し表示することができます。

PrintTitleRowsプロパティの基本的な使い方

PrintTitleRowsプロパティの基本的な使い方は以下のとおりです:

    Worksheets("シート名").PageSetup.PrintTitleRows = "範囲"
    

ここで、"シート名"はタイトル行を設定したいワークシートの名前を、"範囲"は印刷したいタイトル行の範囲を表します。

例えば、シート1の1行目をタイトル行として設定したい場合、以下のように記述します:

    Worksheets("Sheet1").PageSetup.PrintTitleRows = "$1:$1"
    

PrintTitleRowsプロパティの活用

以下に、PrintTitleRowsプロパティを使用して動的にタイトル行を設定するVBAのサンプルコードを示します。

サンプルコード1: 動的にタイトル行を設定

    Sub SetPrintTitleRows()
        Dim titleRow As String
        titleRow = "$1:$2" ' 1行目と2行目をタイトル行に設定
        With Worksheets("Sheet1")
            .PageSetup.PrintTitleRows = titleRow
        End With
    End Sub
    

上記のコードでは、1行目と2行目をタイトル行に設定しています。印刷すると、これらの行は各ページの上部に印刷されます。タイトル行は、範囲を変更することで柔軟に設定できます。