Excel VBAにおけるVisible プロパティの使用方法

Excel VBAの Visible プロパティは、オブジェクト（ワークシート、ワークブック、Rangeなど）の可視性を制御するためのプロパティです。

使用方法

Visible プロパティを使用することで、オブジェクトを表示または非表示にすることができます。

引数・パラーメータ

Visible プロパティは以下の値を取ることができます：

• xlVisible: オブジェクトを表示します。
• xlHidden: オブジェクトを非表示にします。
• xlVeryHidden: オブジェクトを非常に隠れた状態にします。Excelの標準のUIからは変更できません。

サンプルコード

以下は、アクティブワークシートを非表示にするサンプルコードです。

Sub HideActiveSheet()
    ActiveSheet.Visible = xlHidden
    MsgBox "アクティブなシートは非表示にされました。"
End Sub
    

動的な機能を持つサンプルコード

以下のサンプルコードは、ユーザーからの入力に基づいてワークシートの可視性を変更するものです。

Sub DynamicSetSheetVisibility()
    Dim userInput As String
    userInput = InputBox("シートをどのように表示しますか？(表示/非表示/非常に隠す)", "可視性の設定")

    Select Case userInput
        Case "表示"
            ActiveSheet.Visible = xlVisible
            MsgBox "アクティブなシートは表示されました。"
        Case "非表示"
            ActiveSheet.Visible = xlHidden
            MsgBox "アクティブなシートは非表示にされました。"
        Case "非常に隠す"
            ActiveSheet.Visible = xlVeryHidden
            MsgBox "アクティブなシートは非常に隠れた状態にされました。"
        Case Else
            MsgBox "無効な入力です。"
    End Select
End Sub
    

このサンプルコードを実行すると、ユーザーが入力した選択に応じてワークシートのVisibleプロパティの値が設定されます。

まとめ

Excel VBAの Visible プロパティを利用することで、オブジェクトの可視性を簡単に制御することができます。この機能を活用することで、ユーザーから特定の情報を隠す、データの整理やプレゼンテーションを効果的に行うことができます。