Excel VBA: Workbook.Name プロパティの使用方法

Excel VBAでは、Workbook.Nameプロパティを使用して、ワークブックの名前を取得できます。Workbook.Nameプロパティは読み取り専用で、値を設定することはできません。

Workbook.Name プロパティの基本的な使用法

Workbook.Name プロパティの基本的な使用法は非常に簡単です。以下にその基本形を示します。

Dim wb As Workbook
Set wb = ThisWorkbook
Debug.Print wb.Name

このコードでは、まず Workbook オブジェクトを定義し、現在のワークブック (ThisWorkbook) をそのオブジェクトに割り当てます。その後、Debug.Print ステートメントを使用してワークブックの名前をイミディエイトウィンドウに出力します。

複数のワークブックが開かれている場合、Workbooksコレクションを用いて、特定のワークブックの名前を取得することができます。以下にそのサンプルコードを示します。

Sub GetBookNames()
Dim wb As Workbook
For Each wb In Application.Workbooks
    Debug.Print wb.Name
Next wb
End Sub

このコードでは、開かれているすべてのワークブックについて、ワークブックの名前をイミディエイトウィンドウに出力します。

これらのサンプルコードは、Workbook.Name プロパティがどのように機能するか、またどのように活用できるかを示すための基本的なものです。これらの概念を理解することで、より複雑なコードの中でも Workbook.Name プロパティを適切に活用することができるようになります。