Excel VBAのPageSetup.Orientationプロパティについて

Excel VBAのPageSetupオブジェクトには多くのプロパティがあり、その一つがOrientationプロパティです。このプロパティを使用すると、ワークシートの印刷の向きを制御することができます。

PageSetup.Orientationの基本的な使用法

PageSetupオブジェクトのOrientationプロパティは、ワークシートの印刷の向きを指定するために使用します。値は以下の2つから選びます:

• xlPortrait (または 1): 縦向き
• xlLandscape (または 2): 横向き

例えば、アクティブシートを横向きに設定するには次のようにします:

    Sub SetOrientation()
        ActiveSheet.PageSetup.Orientation = xlLandscape
    End Sub
    

上記のコードは、アクティブシートの印刷の向きを横向きに設定します。

Orientationプロパティの動的な使用

Orientationプロパティを動的に使用して、ユーザーが指定した向きでワークシートを印刷するよう設定することもできます。下記のサンプルコードでは、メッセージボックスを使用してユーザーに向きを指定させ、その向きでアクティブシートの印刷の向きを設定します。

    Sub DynamicPageOrientation()
        Dim result As Integer
        result = MsgBox("横向きに印刷しますか？", vbYesNo, "印刷向きの設定")
        If result = vbYes Then
            ActiveSheet.PageSetup.Orientation = xlLandscape
        Else
            ActiveSheet.PageSetup.Orientation = xlPortrait
        End If
    End Sub
    

上記のコードは、ユーザーが「はい」を選択した場合は印刷の向きを横向きに、そうでない場合は縦向きに設定します。このように、Orientationプロパティを活用することで、ワークシートの印刷の向きをダイナミックに変更することが可能です。