Textプロパティ解説(Excel VBA)

Excel VBAにおけるRange.Text プロパティの使用方法

Excel VBAの Range.Text プロパティは、セル内のテキストを表示形式のまま取得するためのプロパティです。このプロパティを使用することで、セルに表示されているテキストを簡単に取得することができます。

使用方法

Range.Text プロパティは引数やパラメータを持たず、セルの内容を文字列として返します。数式が入力されているセルの場合、その計算結果の表示値を取得します。

サンプルコード

以下はRange.Text プロパティを使用して、A1セルの表示テキストをメッセージボックスで表示するサンプルコードです。


Sub DisplayCellText()
    Dim cellText As String
    cellText = ActiveSheet.Range("A1").Text
    MsgBox "A1セルの表示テキストは: " & cellText & " です。"
End Sub
    

このサンプルコードを実行すると、A1セルに表示されているテキストがメッセージボックスで表示されます。

動的な機能を持つサンプルコード

以下のサンプルコードは、ユーザーにセルのアドレスを入力してもらい、指定されたセルの表示テキストをメッセージボックスで表示するものです。


Sub DisplaySpecifiedCellText()
    Dim cellAddress As String
    Dim cellText As String
    cellAddress = InputBox("テキストを表示したいセルのアドレスを入力してください。")
    If cellAddress <> "" Then
        cellText = ActiveSheet.Range(cellAddress).Text
        MsgBox cellAddress & "セルの表示テキストは: " & cellText & " です。"
    Else
        MsgBox "セルアドレスが入力されませんでした。"
    End If
End Sub
    

このサンプルコードを実行すると、入力ボックスが表示され、ユーザーがセルのアドレスを入力することができます。

まとめ

Excel VBAの Range.Text プロパティを使用することで、セルに表示されているテキストを容易に取得することができます。このプロパティを活用することで、Excel内のデータの表示値を正確に取得・活用することができます。

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