Excel VBAのFitToPagesWideプロパティについて
Excel VBAのFitToPagesWideプロパティは、ページ設定に関連するプロパティで、ワークシートの幅を指定したページ数に収まるように調整します。
FitToPagesWideプロパティの基本的な使用方法
FitToPagesWideプロパティは以下のように使用します:
Worksheets("Sheet1").PageSetup.FitToPagesWide = 1
上記のコードでは、「Sheet1」のページ設定を変更し、プリントアウト時にワークシートが1ページの幅に収まるように設定しています。
ただし適切に反映させるには下記のサンプルのようにZoomプロパティをFalseに設定する必要があります。
FitToPagesWideプロパティのサンプルコード
以下に、このプロパティを活用した簡単なSubプロシージャを示します。
Sub AdjustFitToPagesWide()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
With ws.PageSetup
.Zoom = False
.FitToPagesWide = 1
.FitToPagesTall = 1
End With
ws.PrintOut Preview:=True
End Sub
このサブプロシージャは、「Sheet1」のページ設定を変更し、ワークシートが印刷時に1ページの幅と高さに収まるように設定します。そして、PrintOutメソッドを使用して印刷プレビューを表示します。
注意点
FitToPagesWideプロパティに設定する値は、正の整数である必要があります。また、ZoomプロパティをFalseに設定することで、FitToPagesWideプロパティとFitToPagesTallプロパティの設定が正しく反映されます。
まとめ
FitToPagesWideプロパティは、Excel VBAでワークシートのページ設定を制御する際に重要な役割を果たします。このプロパティをうまく活用することで、プリントアウトの結果を自在にコントロールすることが可能になります。
