CSng関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのCSng関数の使い方

CSng関数は、VBAの組み込み関数で、指定した値をSingleデータ型に変換します。Singleデータ型は、-3.402823E38から-1.401298E-45、および1.401298E-45から3.402823E38までの浮動小数点数を表現するためのデータ型です。

CSng関数の基本的な構文

CSng(expression)

パラーメータ

  • expression: Singleデータ型に変換したい値を指定します。数値、文字列、または任意の有効な式を指定できます。

サンプルコード

以下に、簡単なSubプロシージャの形式でCSng関数の使用例を示します。

Sub ConvertToSingle()
    ' String型の変数を宣言
    Dim strNumber As String
    strNumber = "123.456"
    
    ' StringをSingleに変換
    Dim sngNumber As Single
    sngNumber = CSng(strNumber)
    
    ' 結果を表示
    MsgBox strNumber & "はSingle型に変換すると" & sngNumber & "になります。", vbInformation
End Sub

このサンプルコードでは、まず文字列型の変数に数値の文字列を格納します。その後、CSng関数を使用してこの文字列をSingle型の数値に変換します。最後に、メッセージボックスを使用して元の文字列と変換後の数値を表示します。

CSng関数は、データ型の変換に関するエラーを避けるために、値の変換が必要な場合に有用です。例えば、文字列を数値に変換するときや、Singleデータ型の値を操作する関数や手順に値を渡すときに使用します。

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