ローンの利率を計算する方法(Excel)

Excelの RATE 関数は、一連の定期的なキャッシュフローから利率を計算するのに使用されます。これは、特定の投資またはローンの利率を求めるのに役立ちます。ここでは、具体的な使用例として、ローンの利率を計算するシナリオを挙げます。

ここでは、ある人が200,000円のローンを取り、毎月5,000円を3年間返済する場合の利率を計算する例を挙げます。

利率を計算する式

このようなケースではRATE関数を用います。

=RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, [将来価値], [支払期日], [推定値])

ここで、各パラメータの意味は以下の通りです:

  • 期間 (期間): 支払いの総回数です。3年間で月々返済する場合は、期間 = 3 * 12 = 36
  • 定期支払額 (定期支払額): 各期間に支払う金額です。支払いは出費なので負の値を使用し、-5,000 円とします。
  • 現在価値 (現在価値): ローンの元本、つまり現在の借入額です。ここでは 200,000 円。
  • 将来価値 ([将来価値]): ローンの終了時の価値です。ローン完済を意味するため通常は 0 円。
  • 支払期日 ([支払期日]): 支払いが期間の始め(1)か終わり(0)かを指します。通常は期間の終わりなので 0
  • 推定値 ([推定値]): 利率の推定値ですが、このパラメータは省略可能です。

式の入力例・具体例

=RATE(36, -5000, 200000, 0)

この関数により計算されるのは月利率ですが、それを12倍することで年利率に換算できます。この計算を通じて、ローンの実質的な年間利率を理解することができ、返済計画を立てる際の重要な参考情報となります。

もちろん各パラメータをセル番地に置き換えることも可能です。

この例では、Excelの金融関数を用いてローンの条件から利率を導き出す方法を紹介しました。

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