Excel VBAのDDB関数の使い方

DDB関数は、VBAで使用可能な組み込み関数で、減価償却費（DDBはDouble-Declining Balanceの略）を計算します。この関数は、ある資産の減価償却費を固定の倍率で計算する場合に使用します。

DDB関数の基本的な構文
パラメータ
サンプルコード

DDB関数の基本的な構文

DDB(Cost, Salvage, Life, Period, [Factor])

パラメータ

Cost: 資産の原価を指定します。
Salvage: 資産の残存価値を指定します。
Life: 資産の寿命（すなわち、減価償却期間）を指定します。
Period: 減価償却費を計算する期間を指定します。
Factor: 減価償却率を指定します。省略された場合は、デフォルトで2が使用されます。

サンプルコード

以下に、簡単なSubプロシージャの形式でDDB関数の使用例を示します。

Sub CalculateDDB()
    ' 資産の詳細を宣言
    Dim Cost As Double: Cost = 30000 '原価
    Dim Salvage As Double: Salvage = 5000 '残存価値
    Dim Life As Integer: Life = 10 '寿命
    Dim Period As Integer: Period = 1 '期間
    Dim Factor As Double: Factor = 2 '減価償却率

    ' 減価償却費を計算
    Dim Depreciation As Double
    Depreciation = DDB(Cost, Salvage, Life, Period, Factor)

    ' 結果を表示
    MsgBox "減価償却費は" & Depreciation & "円です。", vbInformation
End Sub

このサンプルコードでは、まず資産の詳細（原価、残存価値、寿命、期間、減価償却率）を変数に格納します。その後、DDB関数を使用して減価償却費を計算します。最後に、メッセージボックスを使用して計算結果を表示します。

DDB関数は、資産の減価償却費を計算する際に非常に便利な関数です。