Excel VBAのString関数について

Excel VBAのString関数は、指定した文字で構成された特定の長さの文字列を返す関数です。この関数は、ある特定の文字を指定した回数だけ繰り返すために使用されます。

String関数の構文

String関数の基本的な構文は次のとおりです:

String(Number, Character)

ここで、Numberは作成したい文字列の長さ（すなわち、文字の繰り返し回数）を指定します。Characterは繰り返す文字を指定します。

String関数の使用例

以下にString関数の基本的な使用例を示します。

Sub StringExample()
    Dim str As String

    ' Create a string that consists of 10 asterisks.
    str = String(10, "*")
    MsgBox str  ' Displays "**********"
    
    ' Create a string that consists of 5 "あ".
    str = String(5, "あ")
    MsgBox str  ' Displays "あああああ"
End Sub

このサブルーチンを実行すると、指定された文字 “*” が10回繰り返された文字列と、文字 “あ” が5回繰り返された文字列がそれぞれ表示されます。

この関数は、特定の文字を特定の回数だけ繰り返す必要がある場合に非常に便利です。例えば、区切り文字を挿入したり、特定の長さのスペースを作成したりする場合などに使うことができます。