Val関数 解説(Excel VBA)

Excel VBAのVal関数について

Excel VBAのVal関数は、文字列を数値に変換する関数です。文字列から最初の数値を読み取り、それ以降の文字は無視します。これは、数値のみを取り出す必要がある場合や、数値と文字列が混在するデータから数値のみを抽出する場合に役立ちます。

Val関数の構文

Val関数の基本的な構文は次のとおりです:

Val(string)

各パラメータの詳細:

  • string: 数値に変換したい文字列。

Val関数の使用例

以下にVal関数の基本的な使用例を示します。

Sub ValExample()
    Dim originalString As String
    Dim number As Double
    
    ' 文字列を設定
    originalString = "123abc"
    
    ' 文字列から数値を抽出
    number = Val(originalString)
    
    MsgBox "元の文字列: " & originalString & vbNewLine & "抽出された数値: " & number
End Sub

このサンプルコードでは、Val関数を使用して文字列から数値を抽出し、その結果をメッセージボックスで表示します。数値が必要な処理に対して文字列が供給された場合、このVal関数は非常に有用です。

このように、VBAのVal関数は、文字列から数値の抽出というタスクを容易にします。データの処理と変換に際して、非常に重要な役割を果たします。

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