ERROR.TYPE関数の詳細解説(Excel)

ExcelのERROR.TYPE関数の使い方

この記事では、ExcelのERROR.TYPE関数の使い方について解説します。ERROR.TYPE関数は、セルに表示されているエラーの種類に応じた数値を返す関数です。エラーの原因を特定しやすくするために役立ちます。

ERROR.TYPE関数の書式

ERROR.TYPE関数の書式は以下の通りです。

ERROR.TYPE(エラー値)

引数は以下のとおりです。

  • エラー値:エラー値を含むセルを指定します。エラー値が表示されているセルを指定することで、対応するエラーの種類を表す数値が返されます。

エラーの種類と対応する数値

ERROR.TYPE関数が返す数値は、以下のエラーの種類に対応しています。

  1. #NULL!
  2. #DIV/0!
  3. #VALUE!
  4. #REF!
  5. #NAME?
  6. #NUM!
  7. #N/A
  8. #GETTING_DATA (Excel 2000 以降では使用されていません)

サンプルと解説

以下に、ERROR.TYPE関数の使い方を示すサンプルを示します。

次の表を考えましょう。

A B C
1 数値1 数値2 結果
2 10 0 計算式
3 エラー種類

C2セルに以下の計算式を入力します。

=B2/A2

数値2が0のため、C2セルには「#DIV/0!」エラーが表示されます。

次に、C3セルにERROR.TYPE関数を使用して、エラーの種類を数値で取得します。

=ERROR.TYPE(C2)

この計算式によって、C3セルには「2」という値が返されます。これは、エラーの種類が「#DIV/0!」に対応する数値であることを示しています。

エラーがない場合の対応方法

ERROR.TYPE関数はエラー値が存在する場合にのみ有効です。エラーがない場合にこの関数を使用すると、#N/Aエラーが返されます。エラーがない場合に適切な値を表示するには、IFERROR関数と組み合わせることができます。

例えば、上記のサンプルで、C3セルに以下の計算式を入力することで、エラーがない場合には「エラーなし」と表示されます。

=IFERROR(ERROR.TYPE(C2), "エラーなし")

このように、ERROR.TYPE関数を使用することで、セルに表示されるエラーの種類に応じて数値を返し、エラーがない場合には適切な値を表示することができます。

まとめ

この記事では、ExcelのERROR.TYPE関数の使い方について解説しました。ERROR.TYPE関数は、エラーの種類を表す数値を返す関数であり、エラーがない場合にはIFERROR関数と組み合わせて使用することができます。エラーの原因を特定しやすくするために、この関数を活用しましょう。

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