ISNA 関数の詳細解説(Excel)

ExcelのISNA関数の使い方

ExcelのISNA関数は、指定したセルの値が「#N/A」というエラーかどうかを判定する関数です。エラーである場合はTRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。本記事では、ISNA関数の使い方について解説します。

書式

ISNA関数の書式は以下の通りです。

ISNA(テストの対象)

テストの対象:「#N/A」エラーかどうかを判定したいセルの値を指定します。セル参照を使用して指定します。

使用例

以下にISNA関数の使用例を示します。

A B C
1 名前 性別 年齢
2 山田 34
3 佐々岡 25
4 岸川 28
5 エラー判定 =ISNA(B2) =ISNA(C2)

上記の表では、A列に名前が入力されており、B列には性別、C列には年齢が入力されています。5行目にはISNA関数を使用して、B列とC列のセルの値が「#N/A」エラーかどうかを判定しています。

この例では、B2セルとC2セルにはエラーがないため、ISNA関数はFALSEを返します。

もしB列に「#N/A」エラーがある場合、ISNA関数はTRUEを返します。これにより、エラーの有無を簡単に判定することができます。

まとめ

ExcelのISNA関数は、指定したセルの値が「#N/A」エラーかどうかを判定する便利な関数です。エラーである場合はTRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。エクセル作業でエラーの判定が必要な場合は、ISNA関数を活用して効率的に作業を行いましょう。

注意点

ISNA関数は、「#N/A」エラーの判定に特化しています。そのため、他のエラー(例:「#VALUE!」、「#REF!」、「#DIV/0!」など)に対してはTRUEを返さないことに注意してください。もし、他のエラーに対応する判定が必要な場合は、ISERROR関数を使用することができます。

使用例: VLOOKUP関数との併用

ISNA関数は、VLOOKUP関数などの検索関数と併用することで、検索結果がエラーかどうかを判定するのに役立ちます。以下にVLOOKUP関数とISNA関数を併用した例を示します。

A B C
1 検索対象 名前 年齢
2 山田 山田 34
3 佐々岡 佐々岡 25
4 岸川 岸川 28
5 検索結果 =IF(ISNA(VLOOKUP(A5, A2:C4, 3, FALSE)), “見つかりません”, VLOOKUP(A5, A2:C4, 3, FALSE))

この例では、A5セルに検索対象の名前を入力し、B5セルに年齢を表示します。検索対象の名前が存在しない場合、VLOOKUP関数は「#N/A」エラーを返しますが、ISNA関数でエラーを判定し、IF関数を使って「見つかりません」というメッセージを表示します。

このように、ISNA関数をVLOOKUP関数や他の検索関数と併用することで、検索結果がエラーかどうかを簡単に判定し、エラー表示をカスタマイズすることができます。

まとめ

ExcelのISNA関数は、「#N/A」エラーの判定に役立つ関数です。VLOOKUP関数などの検索関数と併用することで、検索結果がエラーかどうかを簡単に判定し、エラー表示をカスタマイズすることができます。ただし、ISNA関数は「#N/A」エラーのみを判定するため、他のエラーに対応する判定が必要な場合は、ISERROR関数を使用してください。

Excel作業でエラー判定が必要な場合、ISNA関数を適切に活用して、効率的で見やすいスプレッドシートを作成しましょう。また、他の関数との併用によって、より高度なエラー処理やカスタマイズが可能になりますので、関数の組み合わせを試してみることで、スキルアップにもつながります。

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