Endステートメント 解説(Excel VBA)

End ステートメントの解説

概要

End ステートメントは、VBAプロシージャの実行を即座に終了するためのステートメントです。これにより、以降のコードは実行されません。

意義

特定の条件下でプロシージャを終了する必要がある場合や、エラーの発生により以降の処理を実行したくない場合など、プログラムの制御を柔軟に行うために使用します。

構文

End

パーツ

  • End: プロシージャの実行を終了するキーワードです。

パラメータ

End ステートメントにはパラメータはありません。

サンプルプロシージャ

Sub SampleEnd()
    Dim userInput As String
    userInput = InputBox("続行しますか?(y/n)")

    If userInput <> "y" Then
        MsgBox "プロシージャを終了します。"
        End
    End If

    MsgBox "プロシージャが続行されました。"
End Sub

この例では、ユーザーが “y” 以外の値を入力すると、プロシージャはEndステートメントにより終了され、最後のメッセージボックスは表示されません。

関連するステートメントや関数

  • Exit: 一定の条件下でループやプロシージャから抜け出すためのステートメント。

注意事項

  • End ステートメントはプロシージャを終了するだけでなく、変数の内容もクリアされるため、使用時には注意が必要です。
  • 可能な限りEnd ステートメントの使用は避け、代わりにExit SubやExit Functionを使用することを推奨します。