Input # ステートメントの解説

概要

Input # ステートメントは、VBAにおいてファイルからデータを読み込むためのステートメントです。このステートメントを使用することで、Open ステートメントで開かれたファイルから指定したフォーマットのデータを読み取ることができます。

意義

多くのアプリケーションでは、外部のファイルからデータを取り込むことが必要です。Input # ステートメントを使用することで、簡単に外部ファイルからのデータ読み取りが可能となり、データの取り扱いを柔軟に行うことができます。

構文

Input #ファイル番号, 変数リスト

パーツ

• ファイル番号: Open ステートメントで指定したファイルの番号。
• 変数リスト: 読み取ったデータを格納する変数のリスト。

パラメータ

このステートメントには、特定の「パラメータ」は存在しませんが、読み取るデータのフォーマットや変数の型に注意が必要です。

サンプルプロシージャ

Sub ReadDataFromFile()
    Dim strData As String
    Dim intFileNumber As Integer
    intFileNumber = FreeFile
    
    Open "C:\sample.txt" For Input As #intFileNumber
    Input #intFileNumber, strData
    Close #intFileNumber
    
    MsgBox strData
End Sub

この例では、”C:\sample.txt”からデータを読み取り、メッセージボックスでそのデータを表示します。

関連するステートメントや関数

• Open ステートメント: ファイルを開くためのステートメント。
• Close ステートメント: ファイルを閉じるためのステートメント。

注意事項

• Input # ステートメントを使用する前に、対象となるファイルをOpen ステートメントで開く必要があります。
• 読み取るデータのフォーマットや変数の型に注意が必要です。
• ファイルの読み取りが終了したら、Close ステートメントを使用してファイルを閉じることを忘れないようにしてください。