Nameステートメント 解説(Excel VBA)

Name ステートメントの解説

概要

「Name ステートメント」は、VBAにおいてファイルやディレクトリの名前を変更したり、移動するためのステートメントです。このステートメントを使用することで、指定したファイルやディレクトリの名前を変更したり、異なる場所へ移動させることができます。

意義

ファイルやディレクトリの名前を変更することは、データ管理や整理の際に必要となることが多いです。Name ステートメントを使用することで、これらの操作をプログラム的に自動化し、効率的なファイル管理を実現することができます。

構文

Name 旧パス名 As 新パス名

パーツ

旧パス名
名前を変更するファイルやディレクトリの現在のパス。
新パス名
ファイルやディレクトリに付ける新しい名前、または新しい場所のパス。

パラメータ

旧パス名
必須のパラメータです。名前を変更または移動するファイルやディレクトリの現在のパスを指定します。
新パス名
必須のパラメータです。ファイルやディレクトリに付ける新しい名前、または新しい場所のパスを指定します。

サンプルプロシージャ

以下は、Name ステートメントを使用してファイルの名前を変更するサンプルコードです。

Sub RenameFile()
    Dim oldFilePath As String
    Dim newFilePath As String
    
    oldFilePath = "C:\旧ファイル名.txt"
    newFilePath = "C:\新ファイル名.txt"
    
    Name oldFilePath As newFilePath
    MsgBox oldFilePath & "を" & newFilePath & "に変更しました。"
End Sub

関連するステートメントや関数

「Kill」ステートメント: ファイルを削除するためのステートメント。Name ステートメントと組み合わせて、不要になったファイルの名前を変更後、削除するような操作が可能です。

注意事項

指定した旧パス名のファイルやディレクトリが存在しない場合、エラーが発生します。また、新パス名として指定した名前のファイルやディレクトリがすでに存在する場合もエラーとなります。これらの事前チェックを行うことが推奨されます。

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