Write #ステートメント 解説(Excel VBA)

Write # ステートメントの解説

概要

Excel VBAの「Write #」ステートメントは、データをテキストファイルに書き込む際に使用されるステートメントです。データはコンマで区切られ、文字列はダブルクォートで囲まれます。

意義

「Write #」ステートメントを使用することで、Excel VBAからテキストファイルへのデータ出力が簡単に行えます。これにより、データのエクスポートやバックアップ、他のアプリケーションとのデータのやり取りなどが効率的に実行できます。

構文

「Write #」ステートメントの基本的な構文は以下の通りです。

Write #fileNumber, [outputList]

パーツ

  • fileNumber: 事前にOpenステートメントで開かれたファイル番号を指定します。
  • outputList: ファイルに書き込むデータをコンマで区切って列挙します。

サンプルプロシージャ

以下は、「Write #」ステートメントを使用して、Excelのデータをテキストファイルに出力するサンプルプロシージャです。

Sub データの書き出し()
    Dim ファイル番号 As Integer
    ファイル番号 = FreeFile

    Open "出力ファイル.txt" For Output As #ファイル番号
    With ThisWorkbook.Sheets("シート1")
        For i = 1 To 10
            Write #ファイル番号, .Cells(i, 1).Value, .Cells(i, 2).Value
        Next i
    End With
    Close #ファイル番号
End Sub

関連するステートメントや関数

  • Open ステートメント: ファイルをオープンするためのステートメント。
  • Close ステートメント: ファイルをクローズするためのステートメント。
  • Print # ステートメント: データをテキストファイルに書き込む際に、特定の形式で出力するためのステートメント。

注意事項

「Write #」ステートメントで書き込まれたテキストファイルは、データがコンマで区切られており、文字列はダブルクォートで囲まれることに注意が必要です。そのため、特定のフォーマットが求められる場合や、ダブルクォートを含むデータを書き込む場合は、適切な処理が必要となります。

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