DefCurステートメント 解説(Excel VBA)

DefCur ステートメントの解説

概要

DefCur ステートメントは、指定した変数の名前の範囲をCurrency型として自動的に宣言するためのステートメントです。

意義

DefCur ステートメントを使用することで、特定の名前の範囲の変数を明示的にCurrency型として宣言することなく、自動的にCurrency型として扱うことができます。これにより、コードの冗長性を減少させることができ、通貨としての値を扱う際の精度や効率が向上します。

構文

DefCur 範囲リスト

パーツ

  • 範囲リスト: Currency型として扱いたい変数の名前の範囲を指定します。

サンプルプロシージャ

DefCur A-C

Sub TestDefCur()
    Dim AValue, BValue, CValue, DValue
    AValue = 100.55
    BValue = 200.65
    CValue = 9999999.99
    DValue = 0.01
    MsgBox "AValue: " & AValue & vbCrLf & "BValue: " & BValue & vbCrLf & "CValue: " & CValue & vbCrLf & "DValue: " & DValue
End Sub

この例では、変数 AValue, BValue, CValue は自動的にCurrency型として扱われます。DValueもCurrency型の範囲内の値なので、Currency型としての計算や表示が可能です。

関連するステートメントや関数

    • DefBool: Boolean型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefByte: Byte型の変数を宣言するためのステートメント。
    • DefInt: Integer型の変数を宣言するためのステートメント。

注意事項

  • DefCur ステートメントはモジュールの先頭に配置する必要があります。
  • DefCur で宣言した範囲の変数は、その後のコード内で別の型として再宣言することはできません。
  • Currency型の変数は-922,337,203,685,477.5808から922,337,203,685,477.5807の範囲の値を受け入れることができます。
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