Excelで営業日データの処理や管理に使う関数のリスト

Excelの営業日計算関数の使い方

Excelでは、「営業日計算」を行うための複数の関数が提供されています。ここでは代表的な、「NETWORKDAYS」「NETWORKDAYS.INTL」「WORKDAY」「WORKDAY.INTL」の4つの関数の使い方を具体的な例を交えて紹介します。

1. NETWORKDAYS関数

NETWORKDAYS関数は、指定した期間内の営業日数(通常、土日を除く)を計算します。さらに任意で祭日を指定することもできます。書式は次の通りです:

=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祭日])

例えば、”2023/1/1″から”2023/12/31″までの営業日数を計算したい場合は以下のようになります。

=NETWORKDAYS("2023/1/1","2023/12/31")

2. NETWORKDAYS.INTL関数

NETWORKDAYS.INTL関数はNETWORKDAYS関数に似ていますが、さらに週末をカスタマイズして指定することができます。書式は次の通りです:

=NETWORKDAYS.INTL(開始日, 終了日, [週末], [祭日])

週末のパラメータは月曜から日曜までの7つの数字で表され、”1″が休日、”0″が営業日となります。例えば、月曜と日曜を休日にしたい場合は”1000001(文字列型)”を指定します。これにより、曜日の異なる国や地域の営業日計算も柔軟に行うことが可能です。

またページ下部にある週末番号を指定することができます。月曜と日曜を休日にしたい場合は”2(数値型)”としてもよいのです。

例えば月曜日と日曜日が休業日で、”2023/1/1″から”2023/12/31″までの営業日数を計算したい場合は以下のようになります。

=NETWORKDAYS.INTL ( "2023/1/1" , "2023/12/31" , 2 )
=NETWORKDAYS.INTL ( "2023/1/1" , "2023/12/31" , "1000001" )

3. WORKDAY関数

WORKDAY関数は、指定した開始日から指定した営業日数後の日付を計算します。任意で祝日を指定できます。書式は次の通りです:

=WORKDAY(開始日, 日数, [祭日])

例えば、”2023/1/1″から20営業日後の日付を計算したい場合は以下のようになります。

=WORKDAY("2023/1/1", 20)

4. WORKDAY.INTL関数

WORKDAY.INTL関数はWORKDAY関数と同様ですが、さらに週末を指定することが可能です。書式は次の通りです:

=WORKDAY.INTL(開始日, 日数, [週末], [祭日])

これらの関数は、プロジェクトのスケジューリングや営業日を基準にした期間の計算など、さまざまなビジネスシーンで利用できます。このようにExcelの関数をうまく使いこなすことで、効率的な日程管理や計画立案を行うことができます。

例えば月曜日と日曜日が休業日で、”2023/1/1″から20営業日後の日付を計算したい場合は以下のようになります。

=WORKDAY.INTL("2023/1/1", 20 , 2)
=WORKDAY.INTL("2023/1/1", 20 , "1000001" )

〇〇.INTL関数の「週末番号」について

NETWORKDAYS.INTL関数とWORKDAY.INTL関数については「週末(休みの日)」をいつにするのかを指定できます。これらは番号で指定します。以下の表を参考にしてください。

週末番号
(数値型)
週末曜日
1(既定値) 土曜日と日曜日
2 日曜日と月曜日
3 月曜日と火曜日
4 火曜日と水曜日
5 水曜日と木曜日
6 木曜日と金曜日
7 金曜日と土曜日
11 日曜日
12 月曜日
13 火曜日
14 水曜日
15 木曜日
16 金曜日
17 土曜日

〇〇.INTL関数の「週末(文字指定)」について

月曜~日曜において休業日を”1″、営業日を”0″として詳細な指定ができます。具体的には”1000001″のような指定です。この例では月曜日と日曜日が休業日になります。

これを「週末」に指定できますが、この形式では指定番号を「”」で囲む必要があります。

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