Excelで時刻データの処理や管理に使う関数のリスト

時刻の関数と基本的な使い方

  1. NOW関数:現在の日付と時刻を返します。主に現在の時間に基づいて計算を行いたい場合などに使用します。
  2. TIME関数:時間、分、秒を指定して、その時間を表す数値を返します。例えば「=TIME(9, 30, 0)」とすると、9時30分を表す数値が返ります。
  3. HOUR関数:指定した時間の「時」の部分を抽出します。例えば、「=HOUR(“12:34:56”)」とすると「12」が返ります。
  4. MINUTE関数:指定した時間の「分」の部分を抽出します。例えば、「=MINUTE(“12:34:56”)」とすると「34」が返ります。
  5. SECOND関数:指定した時間の「秒」の部分を抽出します。例えば、「=SECOND(“12:34:56”)」とすると「56」が返ります。
  6. TIMEVALUE関数:時間を含むテキストを時間の数値に変換します。例えば、「=TIMEVALUE(“9:30 AM”)」とすると、9時30分を表す数値が返ります。
    「0.395833333」のような小数値が表示された場合は「時刻」の表示形式を適用してください。「0.395833333」は「0時が0、24時が1.0」とした場合の「9時30分」の量になります。

組み合わせの例

「時刻」に関する処理や管理に利用できるExcel関数の組み合わせについて具体的な例を挙げてみます。

現在時刻から特定の時間を引いたり加えたりしたい場合:

例えば、現在時刻の3時間後を求める場合、以下のような式を使うことができます。

=NOW() + TIME(3, 0, 0)

この式では、NOW関数で現在の日付と時間を取得し、その後TIME関数を用いて3時間を表す時刻を生成し、その値をNOW関数の結果に加算しています。

指定した時間から「時」「分」「秒」を個別に抽出したい場合:

以下のような式を使うと、「現在の時刻」の「時」「分」「秒」をそれぞれ抽出できます。

=HOUR( NOW() )
=MINUTE( NOW() )
=SECOND( NOW() )

NOW関数で得た結果(時分秒)をHOUR、MINUTE、SECOND関数に渡して「時」「分」「秒」を抽出しています。TIME関数でも同じ結果が出ます。

まとめ

これらの関数は、様々な時間に関する計算や管理に役立ちます。具体的な使用方法は、それぞれの関数によりますが、上記で示したように、具体的な時刻を指定する、または抽出する、特定の時間から特定の期間を加算または減算するなど、多岐にわたります。

より詳しい関数の説明はリンク先ページを参照してください。

 

 

 

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