Excelで時間の計算を行う方法 – 時間の足し算・引き算の小技編

Excelで時間の計算を行う方法 – 時間の足し算・引き算の小技編

はじめに

前回の記事では、Excelで時間の足し算・引き算を行う基本的な方法を学びました。今回は、時間の計算をもっとスムーズに行うための小技について解説します。これらのテクニックをマスターすることで、効率的に時間の計算を行うことができるようになります。

時間を小数に変換する方法

時間を小数に変換することで、計算が簡単になることがあります。具体的な例を見ていきましょう。


A1: 02:30
A2: =A1*24

セルA1に「02:30」が入力されている場合、セルA2に「=A1*24」と入力することで、時間を小数に変換できます。結果は、「2.5」と表示されます。これは、「2時間30分」を意味します。

小数で時間の足し算・引き算を行う方法

時間を小数に変換した後、足し算や引き算を行う方法を見ていきましょう。


A1: 02:30
A2: 04:45
B1: =A1*24
B2: =A2*24
C1: =B1+B2

セルA1に「02:30」、セルA2に「04:45」が入力されている場合、それぞれの時間を小数に変換して足し算を行います。セルC1に「=B1+B2」と入力すると、「7.25」と表示されます。これは、「7時間15分」を意味します。

小数を時間に戻す方法

計算が終わったら、小数を再び時間の形式に戻す方法を学びましょう。


A1: 7.25
A2: =A1/24

セルA1に「7.25」が入力されている場合、セルA2に「=A1/24」と入力することで、小数を時間に戻すことができます。結果は、「07:15」と表示されます。これは、「7時間15分」を意味します。

他の便利な時間計算関数

Excelには、時間計算に関連する便利な関数がいくつかあります。以下にその例を示します。

  • DATEDIF: 2つの日付間の差を求める。
  • NETWORKDAYS:2つの日付間の営業日数を計算する。
  • EOMONTH: 指定した月末日を求める。
  • WORKDAY: 指定した日数後の営業日を求める。

これらの関数を使うことで、さまざまな日付や時間に関する計算を簡単に行うことができます。詳しい使い方や引数については、Excelのヘルプやオンラインの解説記事を参照してください。

まとめ

この記事では、Excelで時間の足し算・引き算を行う際の小技を学びました。時間を小数に変換し、計算を行った後、再び時間に戻す方法を紹介しました。また、便利な時間計算関数もいくつか紹介しました。

これらのテクニックを活用して、Excelで時間の計算を効率的に行いましょう。今後も実践を重ねることで、よりスムーズに時間の計算ができるようになることでしょう。

演習問題

以下の演習問題を解いて、この記事で学んだ内容を復習しましょう。

  1. セルA1に「03:45」、セルA2に「05:30」が入力されています。これらの時間を小数に変換し、足し算を行ってください。その後、結果を時間形式に戻してください。
  2. 上記の問題をDATEDIF関数を使って解いてください。

解答

  1. 
        A1: 03:45
        A2: 05:30
        B1: =A1*24
        B2: =A2*24
        C1: =B1+B2
        D1: =C1/24
        
  2. 
        A1: 2023-01-01 03:45:00
        A2: 2023-01-01 05:30:00
        B1: =DATEDIF(A1, A2, "h")&":"&DATEDIF(A1, A2, "n")
        

解説

1. 最初に、セルA1とセルA2の時間を小数に変換します(B1とB2)。次に、小数を足し算し、結果を時間形式に戻します(D1)。答えは「09:15」と表示されます。

2. DATEDIF関数を使って時間と分の差を計算し、結果を「時:分」の形式で表示します。答えは、「1:45」と表示されます。ただし、DATEDIF関数を使用する場合は、A1とA2に日付情報も含める必要があります。

これらの演習問題を通じて、Excelで時間の足し算・引き算を行う際の小技や便利な関数を復習できました。今後も実践を重ねることで、Excelで時間の計算を効率的に行えるようになりましょう。

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