関数を使って何時間後、何分後、何秒後を算出する(応用系)

「9:25:18」の「3時間後」を、やや複雑な方法を使って算出してみます。
複雑な方法ですが、応用が効きます。

手順としては

  1. 時刻データを[時,分,秒]に分解する
  2. 計算処理をしながら分解された[時,分,秒]を1つの時刻データへ再統合

となります。

「B1」に「9:25:18」と入力した状態で、そのB1をHOUR関数で囲めば「時」、MINUTE関数で囲めば「分」、SECOND関数で囲めば「秒」だけを取り出せます。

  • HOUR(B1)=9…時
  • MINUTE(B1)=25…分
  • SECOND(B1)=18…秒


(ここではB3:B5に[時,分,秒]を表示させた)

さて、分解された[時,分,秒]を1つの時刻データとして再統合させる際にはTIME関数を使います。
=TIME(時,分,秒)
のように使います。具体的には
=TIME(B3,B4,B5)
とすれば元の時刻が表現できます。表示形式がおかしく(9:25 AMのように)なったら[時刻]に変更してください。


(ここではB7に表示させた)

このTIME関数を応用し、「3時間後」を作成するならば、最初の引数「時」に「+3」をすればよいのです。具体的には
=TIME(B3+3,B4,B5)
とします。これで3時間後の時刻である「12:25:18」が作成されました。


(B8)

同様に「9分後」を作成してみます。式は
=TIME(B3,B4+9,B5)
となります。「9:34:18」が作成されます。

またB1から直接「9分後」を作成するならば
=TIME(HOUR(B1),MINUTE(B1)+9,SECOND(B1))
となりますね(表示形式は適時調整)。

[秒]に「0」を指定すれば秒情報を削除することが可能です。
=TIME(B3,B4,0)
とすれば「9:25:00」になります。

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