セルの値がメールアドレスの形式に合っていることを判定する論理式:入力規則や条件付き書式へ!

Excelでセルの値がメールアドレスの形式に合っていることを判定する

セルの値がメールアドレスの形式に合っているかどうかを判定するための設定・論理式を解説します。具体的にはSEARCH関数とISNUMBER関数を使用して、特定の記号が含まれているかどうかを確認し、その結果を判定します。

作成した論理式IF関数IFS関数条件付き書式入力規則に使用することができます。

SEARCH関数とISNUMBER関数とは

SEARCH関数は、指定した文字列が別の文字列内にどの位置で最初に出現するかを返します。文字列が見つからない場合はエラーを返します。ISNUMBER関数は、指定した値が数値かどうかを判定します。数値である場合、TRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。

=SEARCH(検索文字列, 対象文字列)
=ISNUMBER(値)

セルの値がメールアドレスの形式に合っていることを判定する論理式

SEARCH関数とISNUMBER関数を組み合わせて、セルの値がメールアドレスの形式に合っていることを判定する論理式を以下に示します。

=ISNUMBER(SEARCH("@", A2))

この論理式は、セルA2の値に”@”が含まれている場合にTRUEを返します。メールアドレスは”@”を含むため、この論理式は形式的なチェックを行う簡易的な方法です。

条件付き書式や入力規則、IF関数、IFS関数での使用

この論理式は、条件付き書式や入力規則の設定、さらにはIF関数やIFS関数での条件指定にも利用できます。

IF関数、IFS関数での使用例

IF関数IFS関数を使用する際にこの論理式を利用すると、セルの値がメールアドレスの形式に合っている場合に特定の処理を行うといった条件分岐を設定することができます。

条件付き書式での使用例

条件付き書式の「新しいルール」を選択し、「数式を使用して書式設定するセルを決定する」を選び、上述の論理式を入力します。その後、適用したい書式(例えば、背景色を赤にする)を設定します。これにより、セルの値がメールアドレスの形式に合っているセルが自動的にハイライトされます。

入力規則での使用例

データの入力規則の「ユーザー設定」を選択し、上述の論理式を入力します。この設定を行うことで、セルの値がメールアドレスの形式に合っていない場合、Excelはエラーメッセージを表示します。

このように、Excelの関数を活用して、セルの値がメールアドレスの形式に合っているかどうかを判定するなど、データ分析における様々なシナリオを柔軟に対応することが可能になります。

コメント