Excelで簡単に重複データを見つけて削除!COUNTIF関数と条件付き書式の活用法
データを整理する際、重複データの検出や削除が必要になることがあります。Excelを使えば、COUNTIF関数と条件付き書式を活用することで、簡単に重複データを見つけて削除することができます。この記事では、Excelで重複データを検出・削除する方法をわかりやすく解説します。
1. 重複データの検出: COUNTIF関数の活用
COUNTIF関数は、指定した条件に合致するデータの個数をカウントします。これを利用して、重複データを検出することができます。
例1: リスト内の重複データを検出する
例えば、A列に以下のデータが入力されているとします。
A |
1 |
2 |
3 |
1 |
4 |
2 |
B列に以下の式を入力し、A列のデータが重複しているかどうかをチェックします。
=COUNTIF($A$1:$A$7, A1)
この式をB1からB7までコピーすると、以下のように重複データがカウントされます。
A | B |
1 | 2 |
2 | 2 |
3 | 1 |
1 | 2 |
4 | 1 |
2 | 2 |
0 |
2. 重複データの視覚化: 条件付き書式の活用
重複データを一目で分かりやすくするために、条件付き書式を使ってセルの色を変更します。
例2: 重複データを赤く表示する
以下の手順で、重複データを赤く表示できます。
- A1からA7までのセルを選択します。
- [ホーム] タブ[条件付き書式] グループの [新しいルール] をクリックします。
- [新しい書式ルール] ダイアログボックスで、[数式を使用して、書式設定するセルを決定] を選択します。
- 下記の数式を [数式] ボックスに入力します。
=COUNTIF($A$1:$A$7, A1)>1
- [書式] をクリックし、[塗りつぶし] タブで赤色を選択して [OK] をクリックします。
- [OK] をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
これで、重複データが赤く表示されるようになりました。
1 |
2 |
3 |
1 |
4 |
2 |
※B列にも色を付けるのであれば設定する数式は
=COUNTIF($A$1:$A$7, $A1)>1
となる(A列の検査を確定)。
3. 重複データの削除
重複データを削除するには、以下の手順を実行します。
- A1からB7までのセルを選択します。
- [データ] タブの [重複の削除] をクリックします。
- [重複の削除] ダイアログボックスで、[列A] にチェックを入れ、[OK] をクリックします。
これで、重複データが削除されます。
1 |
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3 |
4 |
まとめ
ExcelのCOUNTIF関数と条件付き書式を活用すれば、重複データの検出や削除が簡単にできます。この方法を使って、データ整理を効率化しましょう。
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