「フラッシュフィル」の概要をチェック!

「フラッシュフィル」はExcelの便利な機能で、複数のセルのデータから特定のパターンを学習し、そのパターンに基づいてデータを自動的に入力するためのツールです。例えば、氏名が入力されている列があり、その列から姓だけを抽出して新たな列に入力する場合などに使用します。

フラッシュフィルの概要

以下にフラッシュフィルの使用方法を簡単に説明します:

  1. Excelのワークシート上で、データが入力されている列の隣の列に、データ抽出の初期パターンを手動で入力します。例えば「山田太郎」から「山田」を抽出する場合、その隣のセルに「山田」と入力します。
  2. 入力したセルを選択した状態で、Excelの「データ」タブの中にある「フラッシュフィル」ボタンをクリックします。キーボードショートカットで実行することも可能で、「Ctrl + E」がそれに当たります。
  3. そうすると、Excelが自動的にパターンを学習し、同じパターンに従って残りのセルにデータを自動的に入力します。

フラッシュフィルは非常に便利な機能ですが、複雑なパターンのデータ抽出には限界があります。また、結果の確認を怠ると、意図しないデータが入力される可能性もありますので注意が必要です。

フラッシュフィルはExcel 2013以降のバージョンで使用可能です。

フラッシュフィル発動の代表的なパターン

Excelのフラッシュフィル機能は、一定のパターンや規則性がある場合に非常に効果的です。以下にいくつかのパターンをリストアップします:

  1. 名前の分割:「山田 太郎」のようなフルネームから「山田」のように名前を分割する場合に便利です。
  2. 日付の形式変更:日付の形式を一括で変更する場合にも役立ちます。例えば、「2023年5月16日」から「2023年」「16日」へと変更することが可能です。
  3. 頭文字の抽出:例えば、「Abcdefg Inc.」から「A」「AI」を抽出するなど、各単語の最初の文字だけを取り出すことができます。
  4. 値の追加・挿入:「山田 様」、「カーディガン 369」のように特定の文字列に値や番号を挿入する作業も自動化できます。
  5. メールアドレスの一部抽出:メールアドレスからドメイン名を抽出するなど、一部の情報を抽出する作業も自動化できます。

これらは一部の例ですが、フラッシュフィルの利用方法は無限大です。ただし、すべてのセルが完全に同じパターンを持つわけではない場合、または複雑なパターンを持つ場合には、結果を確認し、必要なら手動で調整することが重要です。

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