Excelのユーザー定義関数で範囲内の最大値と最小値の差を計算する方法

 

Excelのユーザー定義関数で範囲内の最大値と最小値の差を計算する方法: RANGEDIFF関数

この記事では、Excelのユーザー定義関数を使って、指定された範囲内の最大値と最小値の差を計算する方法を解説します。提供する関数の名前は「RANGEDIFF」となります。なお、同様のことは記事下部にある「既存の関数を使った方法」のコーナーでMAX関数とMIN関数を組み合わせれば実現できます。この関数は、最大と最小の差を頻繁に求めるケースでのみ利用することを推奨します。

RANGEDIFF関数の概要

RANGEDIFF関数は、以下の引数を受け取ります。

  1. 範囲 (必須)

RANGEDIFF関数の作成方法

ExcelのVBAエディターで新しい標準モジュールを作成し、以下のコードを貼り付けてください。


Function RANGEDIFF(rng As Range) As Double
    RANGEDIFF = Application.WorksheetFunction.Max(rng) - Application.WorksheetFunction.Min(rng)
End Function
  

標準モジュールにコードを追加した後、Excelのセル内で関数を使用できます。

RANGEDIFF関数の使い方

RANGEDIFF関数は、以下の形式で使用します。

=RANGEDIFF(範囲)

使用例

  1. A1:A10の範囲で最大値と最小値の差を計算するには、以下のように入力します。
    =RANGEDIFF(A1:A10)
  2. B1:B20の範囲で最大値と最小値の差を計算するには、以下のように入力します。
    =RANGEDIFF(B1:B20)

既存の関数を使った方法

RANGEDIFF関数と同様の結果を得るために、Excelの既存の関数を使用することもできます。以下のように、MAX関数とMIN関数を組み合わせることで、範囲内の最大値と最小値の差を計算できます。

=MAX(範囲) - MIN(範囲)

まとめ

この記事では、Excelのユーザー定義関数を使用して指定された範囲内の最大値と最小値の差を計算する方法を解説しました。RANGEDIFF関数を使うことで、簡単に範囲内の最大値と最小値の差を計算できます。この関数は、データ分析やレポート作成で範囲内の数値の変動幅を把握する際に役立ちます。

ただし、この記事で触れたように、Excelの既存の関数であるMAX関数とMIN関数を組み合わせても同様の結果を得ることができます。それでも、ユーザー定義関数を独自に作成することで、Excelでの作業をカスタマイズし、効率化することができます。

RANGEDIFF関数を使用する際は、既存の関数との使い分けを考慮して、自分の作業に最適な方法を選択しましょう。ユーザー定義関数を活用して、Excelでのデータ分析やレポート作成をより効率的に行いましょう。

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