ExcelのLEFT, RIGHT, MID, LEN, CONCATENATE, TEXTJOIN関数の応用例

ExcelのLEFT, RIGHT, MID, LEN, CONCATENATE, TEXTJOIN関数の応用例

Excelには文字列操作に特化した便利な関数がたくさんあります。今回は、LEFT, RIGHT, MID, LEN, CONCATENATE, TEXTJOIN関数を使った応用例を紹介します(基本編はこちら)。これらの関数を活用することで、より効率的にデータ処理が行えます。

1. 名前の分割と結合: LEFT, RIGHT, CONCATENATE関数

例えば、名前が「山田太郎」のように姓と名が一緒になっているデータを扱う場合、姓と名を分割したいことがあります。以下のような応用例が考えられます。

関数説明
LEFT文字列の左から指定した文字数を取得=LEFT(“山田太郎”, 2) → “山田”
RIGHT文字列の右から指定した文字数を取得=RIGHT(“山田太郎”, 2) → “太郎”
CONCATENATE文字列を連結=CONCATENATE(“山田”, “太郎”) → “山田太郎”

2. 郵便番号の整形: MID, LEN関数

郵便番号はハイフンを含む7桁の数字ですが、ハイフンが抜けている場合や、ハイフンが別のセルにある場合があります。以下のような応用例が考えられます。

関数説明
MID文字列の中から指定した位置から指定した文字数を取得=MID(“1234567”, 4, 4) → “4567”
LEN文字列の文字数を取得=LEN(“123-4567”) → 8
CONCATENATE文字列を連結=CONCATENATE(“123”, “-“, “4567”) → “123-4567”

3. 文字列の結合: TEXTJOIN関数

複数のセルに分かれたデータをまとめたい場合、TEXTJOIN関数を使用することで、効率的にデータを結合できます。以下のような応用例が考えられます。

関数説明
TEXTJOINデリミタを指定して複数の文字列を結合=TEXTJOIN(“, “, TRUE, “りんご”, “みかん”, “ぶどう”) → “りんご, みかん, ぶどう”

4. 文字列の置換: REPLACE関数とMID関数

特定の文字列を別の文字列に置換したい場合、REPLACE関数とMID関数を活用することができます。以下のような応用例が考えられます。

関数説明
REPLACE文字列の一部を別の文字列に置換=REPLACE(“Hello, World!”, 1, 5, “こんにちは”) → “こんにちは, World!”
MID文字列の中から指定した位置から指定した文字数を取得=MID(“Hello, World!”, 8, 5) → “World”

5. 文字列の抽出: LEFT, RIGHT, MID関数

ある特定のパターンに基づいて文字列を抽出する場合、LEFT, RIGHT, MID関数が役立ちます。以下のような応用例が考えられます。

関数説明
LEFT文字列の左から指定した文字数を取得=LEFT(“2023-01-01”, 4) → “2023”
RIGHT文字列の右から指定した文字数を取得=RIGHT(“2023-01-01”, 2) → “01”
MID文字列の中から指定した位置から指定した文字数を取得=MID(“2023-01-01”, 6, 2) → “01”

まとめ

これらの関数を組み合わせることで、さまざまな文字列操作が可能になります。ぜひ、日々の業務で活用してみてください。

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