分析ツールアドインにある「乱数発生」「正規分布」についての実習解説です。
「乱数発生」の「分布」で「正規」を選択した場合の実習例を以下に示します。この例では、平均50、標準偏差10の正規分布に従う乱数を100個生成します。
- 「データ」タブを開き、「データ分析」をクリックします。
- 「データ分析」ダイアログボックスが表示されたら、「乱数発生」を選択し、「OK」をクリックします。
- 「乱数発生」ダイアログボックスが表示されたら、以下のように設定します:
- 「変数の数」: 1 を入力します(乱数列は1つだけ生成します)。
- 「乱数の数」: 100 を入力します(乱数を100個生成します)。
- 「分布」: 「正規」を選択します。
- 「パラメータ」: パラメータ1には50(平均値)、パラメータ2には10(標準偏差)を入力します。
- 「出力範囲」を選択し、例えば A1 セルを指定します。
- 「OK」をクリックします。
これで、A列の1から100までのセルに、平均50、標準偏差10の正規分布に従った乱数が生成されます。
正規分布(またはガウス分布)は自然界や社会現象など、さまざまな現象に見られる重要な分布で、生成された乱数は平均値周辺に集中し、その周辺から離れるほど頻度が少なくなります。生成されたデータをヒストグラム等で可視化すれば、「ベルカーブ」または「鐘型」の形状が見えてくるでしょう。
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