分析ツールアドインにある「乱数発生」「ベルヌーイ分布」についての実習解説です。
「乱数発生」の「分布」で「ベルヌーイ」を選択した場合の実習例を以下に示します。この例では、成功の確率(p値)が0.5のベルヌーイ分布に従う乱数を100個生成します。これは実質的に公正なコイン投げのシミュレーションとみなすことができます。
- 「データ」タブを開き、「データ分析」をクリックします。
- 「データ分析」ダイアログボックスが表示されたら、「乱数発生」を選択し、「OK」をクリックします。
- 「乱数発生」ダイアログボックスが表示されたら、以下のように設定します:
- 「変数の数」: 1 を入力します(乱数列は1つだけ生成します)。
- 「乱数の数」: 100 を入力します(乱数を100個生成します)。
- 「分布」: 「ベルヌーイ」を選択します。
- 「パラメータ」: パラメータ1には0.5(成功の確率p)を入力します。
- 「出力範囲」を選択し、例えば A1 セルを指定します。
- 「OK」をクリックします。
これで、A列の1から100までのセルに、成功の確率0.5のベルヌーイ分布に従った乱数(0または1)が生成されます。
ベルヌーイ分布は2つの可能な結果(通常は「成功」または「失敗」、または「1」または「0」)を持つ確率的事象を表します。ここでは、p値(成功の確率)を0.5と設定したので、0と1がほぼ同じ頻度で生成されるはずです。生成された乱数を確認してみると、0と1が大体同じ頻度で出現していることを確認できるでしょう。
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