RIGHT関数の詳細解説(Excel)

Excelの「RIGHT」関数の使い方

Excelの「RIGHT」関数は、文字列の右側から指定した文字数分を切り出すための関数です。この記事では、「RIGHT」関数の使い方と実践的な例を解説していきます。

関数の書式

「RIGHT」関数の書式は以下の通りです。

RIGHT(文字列, [文字数])

引数の説明

文字列
右側から文字を切り出したい文字列を指定します。セル参照や他の関数の結果を使用することもできます。
文字数 [省略可能]
切り出したい文字数を指定します。省略すると、1文字分が切り出されます。

基本的な使い方

「RIGHT」関数を使って、文字列の右側から文字を切り出す方法を見ていきましょう。

例1: 文字列から右側の1文字を取得する

セルA1に「Excel」という文字列があるとします。右側の1文字(”l”)を切り出すには、次のような関数を使用します。

=RIGHT(A1)

結果として、「l」という文字が取得できます。

例2: 文字列から右側の複数文字を取得する

セルA1に「Excel」という文字列があるとします。右側の3文字(”cel”)を切り出すには、次のような関数を使用します。

=RIGHT(A1, 3)

結果として、「cel」という文字が取得できます。

応用例

ここでは、より実践的な「RIGHT」関数の使用例を解説します。

例3: 日付形式の文字列から月と日を取得する

セルA1に「’2023/04/02」という日付形式の文字列があるとします。月と日(”04/02″)を切り出すには、次のような関数を使用します。

=RIGHT(A1, 5)

結果として、「04/02」という文字が取得できます。

なおA1が日付データの場合は

=RIGHT(TEXT(A1,"yyyy/mm/dd"), 5)

のように日付データをTEXT関数で「yyyy/mm/dd」形式の文字列型に変換しておく必要があります。

例4: テーブルから特定の情報を抽出する

以下のような表があるとします。

A B C
1 名前 性別 生年月日
2 山田 1990/06/12
3 田中 1987/02/28
4 鈴木 1994/10/16

この表から、生年月日の月と日を切り出して新しい列に表示したいとします。C列が文字列形式で入力されていれば新しい列(列D)に、次のような関数を入力します。

=RIGHT(C2, 5)

この関数をD2からD4までのセルにコピーします。結果として、各人の生年月日の月と日が表示されます。

C列が日付型形式で入力されていれば新しい列(列D)に、次のような関数を入力します。

=RIGHT(TEXT(C2,"yyyy/mm/dd"), 5)

まとめ

Excelの「RIGHT」関数を利用することで、文字列の右側から指定した文字数分を簡単に切り出すことができます。実践的な例を通じて、関数の使い方や応用方法を理解し、日々の作業に役立ててください。

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