PERCENTILE.INC 関数の詳細解説(Excel)

ExcelのPERCENTILE.INC関数の使い方について

ExcelのPERCENTILE.INC関数は、データセット内の特定のパーセンタイル値を求めるための関数です。この記事では、PERCENTILE.INC関数の構文や引数の解説、そして実際の使い方を初級者向けに解説します。

PERCENTILE.INC関数の構文

PERCENTILE.INC関数の構文は以下の通りです。

PERCENTILE.INC(配列, 率)

ここで、引数について説明します。

  • 配列 : パーセンタイルを計算するデータセットを含むセル範囲を指定します。
  • : 計算するパーセンタイルを示す0から1までの小数値を指定します。

PERCENTILE.INC関数の使用例

PERCENTILE.INC関数の使用例を説明するために、次のようなテストの点数のデータがあるとします。

A
1 点数
2 80
3 85
4 90
5 70
6 95

このデータセットで、75パーセンタイルの点数を求めるには、以下のようにPERCENTILE.INC関数を使用します。

=PERCENTILE.INC(A2:A6, 0.75)

この計算式を適用すると、75パーセンタイルの点数が「90」という値が返ります。

注意点

  • 率の値が0から1の範囲外の場合、関数はエラーを返します。確認して正しい値を指定してください。
  • セル範囲内に数値以外のデータが含まれている場合、エラーが発生します。
  • データセット内のデータがソートされていなくても問題ありません。関数は自動的にソートして計算します。

まとめ

ExcelのPERCENTILE.INC関数は、データセット内の特定のパーセンタイル値を求めるための便利な関数です。構文はPERCENTILE.INC(配列, 率)で、引数はデータセットを含むセル範囲と計算するパーセンタイルを示す小数値です。初級者でも簡単に使えるため、データ分析や統計処理に役立てることができます。

ただし、率の値が0から1の範囲外や、セル範囲内に数値以外のデータが含まれている場合には、エラーが発生することに注意してください。また、データセット内のデータがソートされていなくても、関数は自動的にソートして計算します。

これで、ExcelのPERCENTILE.INC関数の使い方について理解できたことでしょう。実際に関数を使ってみて、データセットのパーセンタイル値を求め、統計分析やデータ処理に活用してください。

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