ExcelのPERCENTILE.EXC関数の使い方

ExcelのPERCENTILE.EXC関数は、データセット内の特定のパーセンタイル値を求める関数です。パーセンタイルは、データセット内で指定した割合のデータがその値以下であることを示します。この記事では、PERCENTILE.EXC関数の使い方とサンプルについて解説します。

PERCENTILE.EXC関数の構文

PERCENTILE.EXC関数の構文は以下の通りです。

=PERCENTILE.EXC(配列,k)

引数には、以下の2つがあります。

• 配列: パーセンタイルを計算するデータセットを含むセル範囲。
• k: 計算するパーセンタイルを示す0から1までの小数値。例えば、0.25は25パーセンタイルを示します。

PERCENTILE.EXC関数の使い方

以下に、PERCENTILE.EXC関数の使い方を示すサンプルを用意しました。この例では、A列に入力されたテストの得点データから、25パーセンタイル値を求めます。

この場合、PERCENTILE.EXC関数は以下のように使用します。

=PERCENTILE.EXC(A2:A6, 0.25)

上記の式により、テストの得点データにおける25パーセンタイル値が計算され、59.375という値が返ります。これは、25%の生徒がこの値以下の得点を取っていることを示します。

注意点

PERCENTILE.EXC関数を使用する際の注意点は以下の通りです。

• kの値は0から1までの範囲である必要があります。それ以外の値を入力すると、エラーが発生します。
• データセットが空の場合や、指定したセル範囲に数値以外のデータが含まれている場合は、エラーが発生します。
• パーセンタイル値を求める際に、データセット内のデータが昇順にソートされることを想定していますが、実際のセル範囲内のデータがソートされていなくても問題ありません。関数は自動的にソートして計算します。
• PERCENTILE.EXC関数は、排除型パーセンタイルを求めます。これは、データセット内の最小値と最大値を除外した範囲でパーセンタイルを計算することを意味します。最小値と最大値を含めたパーセンタイルを求めたい場合は、PERCENTILE.INC関数を使用してください。

まとめ

ExcelのPERCENTILE.EXC関数は、データセット内の特定のパーセンタイル値を求める関数です。この関数は、データの分布を調べる際に有用です。関数の構文はシンプルで、=PERCENTILE.EXC(配列,k) のように指定します。配列はパーセンタイルを計算するデータセットを含むセル範囲を指定し、kは計算するパーセンタイルを示す0から1までの小数値を指定します。

PERCENTILE.EXC関数を使用する際には、kの値が0から1までの範囲であることや、セル範囲内に数値以外のデータが含まれていないことに注意してください。また、データセット内のデータがソートされていなくても、関数は自動的にソートして計算します。

以上で、ExcelのPERCENTILE.EXC関数の使い方に関する解説を終わります。初級者にもわかりやすいように説明しましたが、実際に関数を使ってみることで、さらに理解が深まりますので、ぜひ試してみてください。