Excelでの最頻値を求めるための関数を3種紹介

Excelで最頻値を求める:MODE.SNGL, MODE.MULT, MODE関数の違い

Excelにはデータセットから最頻値(最も多く出現する値)を求めるための機能がいくつかあります。ここでは、その中でも主要な関数であるMODE.SNGL、MODE.MULT、そしてMODEについて解説します。

1. MODE.SNGL関数

MODE.SNGL関数は、指定した範囲内で最も頻繁に出現する値、つまり最頻値を返します。この関数が最頻値を1つしか返さないため「SNGL」(Single)がついています。もし最頻値が複数存在する場合でも、最初に見つけたもの1つだけが返されます。

2. MODE.MULT関数

MODE.MULT関数も、指定した範囲内で最も頻繁に出現する値を求めます。ただし、MODE.SNGLとは異なり、「MULT」(Multiple)が示す通り、最頻値が複数存在する場合は全てを返します。結果は配列として出力されますので、配列を適切に扱う方法を理解する必要があります。

3. MODE関数

MODE関数はExcel 2007以前のバージョンで使用されていた関数で、現在では非推奨とされています。この関数も最頻値を返しますが、同じく最初に見つけたもの1つだけが返されます。新しいバージョンのExcelでは、この関数の代わりにMODE.SNGL関数が推奨されています。

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