丸囲み数値①~㊿の連続データを生成する計算式

丸囲み数値①~㊿の連続データを生成する計算式

Excelには、特定の文字や記号を生成するための便利な関数がいくつかあります。今回は、その中の一つであるUNICHAR関数を使って、丸囲み数値(1〜50)を生成する方法をご紹介します。

UNICHAR関数とは?

UNICHAR関数は、指定したUnicode番号に対応する文字を返す関数です。Unicode番号は各文字や記号に一意に割り当てられている番号で、これを使って特定の文字を生成することができます。例えば

=UNICHAR(9312)

は「①」を返します。その他の番号について興味がある方は下記のページを参照してください。

丸囲み数字の文字コードリスト
エクセルで文字や記号を処理する際に便利な、値をUNICODE関数とCODE関数で処理・変換したデータを掲載します。 「乙」列は「甲」列に対してUNICODE関数を適用した結果です。 「丙」列は「甲」列に対してCODE関数を適用した結果です。...

丸囲み数値を生成する計算式(コピペ用)

今回使用する計算式は以下の通りです。

=VSTACK(UNICHAR(SEQUENCE(20,,9312)),UNICHAR(SEQUENCE(15,,12881)),UNICHAR(SEQUENCE(15,,12977)))

この計算式を使うことで、1から50までの丸囲み数値を生成することができます。コピーペーストしてご利用ください。

計算式の詳細な解説

VSTACK関数

まず、この計算式の中心となるのがVSTACK関数です。VSTACK関数は、複数の配列を縦に結合するために使用されます。今回の場合、3つの異なる範囲の丸囲み数値を一つのリストにまとめるために使います。

UNICHAR関数とSEQUENCE関数

次に、UNICHAR関数とSEQUENCE関数の組み合わせについて見ていきます。各部分の構造は以下の通りです。

=UNICHAR(SEQUENCE(20,,9312))
=UNICHAR(SEQUENCE(15,,12881))
=UNICHAR(SEQUENCE(15,,12977))

これらの関数は、それぞれ次のように機能します:

  • UNICHAR(SEQUENCE(20,,9312)) は、Unicode番号 9312 から始まる 1 から 20 までの丸囲み数値を生成します。9312 は丸囲みの 1 に対応します。
  • UNICHAR(SEQUENCE(15,,12881)) は、Unicode番号 12881 から始まる 21 から 35 までの丸囲み数値を生成します。12881 は丸囲みの 21 に対応します。
  • UNICHAR(SEQUENCE(15,,12977)) は、Unicode番号 12977 から始まる 36 から 50 までの丸囲み数値を生成します。12977 は丸囲みの 36 に対応します。
=UNICHAR(SEQUENCE(20,,9312))

=UNICHAR(SEQUENCE(20,,9312))

SEQUENCE(20,,9312)

SEQUENCE(20,,9312)

計算式の構造

以下は、計算式の各部分がどのように機能するかの詳細です:

SEQUENCE関数

SEQUENCE関数は、指定された数の連続する数値を生成します。例えば、SEQUENCE(20,,9312) は、9312 から 20 個の連続した数値(9312, 9313, …, 9331)を生成します。

UNICHAR関数

UNICHAR関数は、Unicode番号を対応する文字に変換します。例えば、UNICHAR(9312) は丸囲みの 1 を返します。

VSTACK関数

最後に、VSTACK関数は、複数の配列を縦に結合します。これにより、3 つの異なる範囲の丸囲み数値を一つのリストにまとめることができます。

使用方法の例

この計算式を使用することで、Excelシート上に1から50までの丸囲み数値のリストを簡単に生成できます。以下は実際の使用例です:

=VSTACK(
    UNICHAR(SEQUENCE(20,,9312)),
    UNICHAR(SEQUENCE(15,,12881)),
    UNICHAR(SEQUENCE(15,,12977))
)

このようにして生成されたリストは、特定のフォーマットが必要な場面や装飾的なリストが求められる場面で非常に役立ちます。

丸囲み数値①~㊿の連続データを生成する計算式

丸囲み数値①~㊿の連続データを生成する計算式

まとめ

UNICHAR関数とSEQUENCE関数を組み合わせることで、Excelで簡単に丸囲み数値のリストを生成できます。この方法を活用して、効率的かつ効果的にデータを整理しましょう。

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