Excel VBA: PrintOut メソッド
Excel VBAのPrintOutメソッドは、指定した範囲、ワークシート、チャート、またはワークブック全体を印刷するために使用します。PrintOutメソッドは、その名前が示すように、Excelオブジェクトをプリンタに出力するためのメソッドです。
PrintOut メソッドの基本的な構文
PrintOutメソッドの基本的な構文は次のとおりです:
    expression.PrintOut(From, To, Copies, Preview, ActivePrinter, PrintToFile, Collate, PrToFileName, IgnorePrintAreas)
    パラメータの説明:
- From:オプションです。印刷する開始ページ番号を指定します。
 - To:オプションです。印刷する終了ページ番号を指定します。
 - Copies:オプションです。印刷するコピーの数を指定します。
 - Preview:オプションです。Trueを指定すると、Microsoft Excelはプレビューモードで印刷を開始します。
 - ActivePrinter:オプションです。アクティブなプリンタを指定します。
 - PrintToFile:オプションです。印刷をファイルにリダイレクトします。これを使用するには、PrToFileNameも指定する必要があります。
 - Collate:オプションです。Trueを指定すると、印刷するときにすべてのコピーを一緒にコピーします。
 - PrToFileName:オプションです。PrintToFileがTrueの場合、印刷出力を受け取るファイル名を指定します。
 - IgnorePrintAreas:オプションです。Trueを指定すると、印刷範囲が無視されます。
 
単純なPrintOutの使用例
PrintOut メソッドを使用して、アクティブなシートを印刷する基本的なコードは以下のようになります。
    Sub SimplePrintOutExample()
        ActiveSheet.PrintOut
    End Sub
    このコードは、アクティブなシートを印刷します。PrintOutメソッドに引数を指定していないため、既定の設定で印刷が行われます。
PrintOutメソッドの詳細な使用例
PrintOutメソッドにパラメータを指定することで、より詳細な印刷設定が可能です。以下に、各パラメータを指定したサンプルコードを示します。
    Sub DetailedPrintOutExample()
        ActiveSheet.PrintOut From:=1, To:=2, Copies:=2, Preview:=True
    End Sub
    このコードでは、アクティブシートの1ページ目から2ページ目までを2部印刷し、その前にプレビューモードで印刷画面を開きます。
