SUBSTITUTE関数の詳細解説(Excel)

ExcelのSUBSTITUTE関数の使い方

ExcelのSUBSTITUTE関数は、指定した文字列内の検索文字列を置換文字列に置き換える機能を提供します。この記事では、SUBSTITUTE関数の使い方や引数の説明、そして実践的なサンプルを紹介します。

関数の書式

SUBSTITUTE関数の書式は次のとおりです。

SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])

引数の詳細は以下のとおりです。

  • 文字列:検索文字列を探し、置換文字列に置き換える対象となる文字列です。
  • 検索文字列:文字列の中で置換したい部分に該当する文字列です。
  • 置換文字列:検索文字列に代わって挿入される文字列です。
  • 置換対象(オプション):検索文字列の何番目の出現を置換するかを指定します。この引数を省略した場合、すべての検索文字列が置換されます。

サンプル1: 文字列内のすべての検索文字列を置換する

例えば、「おはようございます。今日は晴れです。晴れの日が好きです。」という文字列があるとき、この文字列内の「晴れ」を「雨」に置き換えたい場合、次のような計算式を使用します。

=SUBSTITUTE("おはようございます。今日は晴れです。晴れの日が好きです。", "晴れ", "雨")

この計算式を実行すると、結果は「おはようございます。今日は雨です。雨の日が好きです。」となります。

サンプル2: 指定した回数目の検索文字列を置換する

「おはようございます。今日は晴れです。晴れの日が好きです。」という文字列がありますが、今度は「晴れ」の2回目の出現だけを「雨」に置き換えたい場合、次のような計算式を使用します。

=SUBSTITUTE("おはようございます。今日は晴れです。晴れの日が好きです。", "晴れ", "雨", 2)

この計算式を実行すると、結果は「おはようございます。今日は晴れです。雨の日が好きです。」となります。ここで、指定した置換対象の数値が2だったため、「晴れ」の2回目の出現のみが「雨」に置き換わりました。

サンプル3: 表のデータを使った置換

以下の表を使用して、性別の表示を変更してみましょう。

A B C
1 名前 性別 年齢
2 山田 34
3 田中 25
4 鈴木 28

性別の表示を、「男」を「M」、「女」を「F」に置換する場合、次のような計算式をセルD2に入力します。

=SUBSTITUTE(B2, "男", "M")

セルD2の結果は「M」となります。同様に、セルD3およびD4にも同じ計算式を入力することで、それぞれの性別が置換されます。

D3: =SUBSTITUTE(B3, "女", "F")
D4: =SUBSTITUTE(B4, "男", "M")

これで、表の性別が置換された状態で新しい列に表示されるようになりました。

まとめ

ExcelのSUBSTITUTE関数は、文字列内の検索文字列を置換文字列に置き換える機能を提供します。この関数は、文字列の一部を別の文字列に変更したい場合や、表のデータを整形する際に非常に便利です。オプションの置換対象引数を使って、特定の出現回数だけ置換することも可能です。

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