LARGE関数の詳細解説(Excel)

ExcelのLARGE関数の使い方

ExcelのLARGE関数は、データセットから指定した順位の値を返す関数です。本記事では、LARGE関数の使い方について解説し、初級者でもわかるように正確で丁寧な説明を心がけます。

LARGE関数の構文

LARGE関数の構文は以下のとおりです。

LARGE(配列,順位)

引数は次の通りです。

  • 配列: 順位を求めたい数値のセットです。
  • 順位: 配列内で求めたい順位の数値です。例えば、「3」と指定すると、配列内で3番目に大きい値が返されます。

LARGE関数の使い方

ここでは、以下のような売上データがあると仮定して、LARGE関数を使用して売上の上位3位の値を求める例を説明します。

A
1 売上
2 1000
3 2000
4 3000
5 1500

上位3位の売上を求めるには、以下のようにLARGE関数を使用します。

1位:=LARGE(A2:A5,1)
2位:=LARGE(A2:A5,2)
3位:=LARGE(A2:A5,3)

それぞれの計算結果は以下の通りです。

1位:3000
2位:2000
3位:1500

このように、LARGE関数を使用することで、簡単にデータセット内の指定した順位の値を求めることができます。

注意点

LARGE関数を使用する際には、以下の点に注意してください。

  1. 順位には正の整数を指定してください。0や負の整数を指定すると、エラーが発生します。
  2. 指定した順位がデータセット内のデータ数を超える場合、エラーが発生します。例えば、上記の例で順位に「6」を指定するとエラーになります。
  3. データセットに空白や文字列が含まれる場合、エラーが発生する可能性があります。数値データのみで構成された範囲を指定してください。
  4. LARGE関数は、数値データのみを対象としています。日付や時刻データには対応していません。

まとめ

ExcelのLARGE関数は、指定した順位の値をデータセットから簡単に取得することができる便利な関数です。引数には、データセットを表す「配列」と求めたい順位を表す「順位」を指定します。この関数を使用することで、データ分析やレポート作成などの業務を効率化することができます。

本記事では、LARGE関数の使い方を初級者向けに解説しました。引数の意味や使い方、注意点などを理解し、実際のデータ処理に役立ててください。

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