#N/A:エラー値解説

Excelの「#N/A」エラーについての解説とサンプル表

Excelで作業をしていると、様々なエラーが発生することがあります。その中の一つである「#N/A」エラーについて、その原因や解決方法を解説します。また、具体的なサンプル表を用いて、「#N/A」エラーが出現するパターンを確認してみましょう。

「#N/A」エラーとは

「#N/A」エラーは、Excelで検索関数(VLOOKUP関数やHLOOKUP関数など)を使用してデータを検索しようとした際に、該当するデータが見つからなかったときに発生します。このエラーは、「Not Available(利用できない)」の略で、検索対象のデータが存在しないことを示しています。

「#N/A」エラーが発生するサンプル表

以下に、「#N/A」エラーが発生するサンプル表を示します。

A B C
1 商品ID 商品名 価格
2 1001 りんご 200
3 1002 みかん 150
4 1003 ぶどう 300

この表を元に、商品IDを使って商品名を検索する場合、VLOOKUP関数を使用します。しかし、存在しない商品IDを検索した場合には、「#N/A」エラーが発生します。

=VLOOKUP(1004, A2:C4, 2, FALSE)

上記の計算式では、商品IDが1004の商品名を検索しようとしていますが、表内にそのような商品IDは存在しないため、「#N/A」エラーが返ります。

「#N/A」エラーの対処法

「#N/A」エラーを回避するためには、IFERROR関数を使用してエラーが発生した場合の値を指定できます。以下のように、IFERROR関数でエラーが発生した場合の値(ここでは「未登録」
)を設定しましょう。

=IFERROR(VLOOKUP(1004, A2:C4, 2, FALSE), "未登録")

この計算式では、商品IDが1004の商品名を検索しようとしていますが、表内にそのような商品IDは存在しないため、通常は「#N/A」エラーが返ります。しかし、IFERROR関数を使用することで、エラーが発生した場合に「未登録」という値が表示されるようになります。

まとめ

Excelの「#N/A」エラーは、検索関数を使用してデータを検索しようとした際に、該当するデータが見つからなかったときに発生します。このエラーに対処するには、IFERROR関数を使用してエラーが発生した場合の値を指定することで、エラーを回避できます。検索対象のデータが存在するかどうかを確認し、必要に応じてIFERROR関数を利用してエラーを適切に処理することで、スムーズな作業が可能となります。

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