DPRODUCT関数の詳細解説(Excel)

ExcelのDPRODUCT関数の使い方について解説

Excelには、データベース形式のリストから特定の条件に一致するデータの積を求めるDPRODUCT関数があります。この記事では、DPRODUCT関数の使い方を初級者にも分かりやすく解説します。

DPRODUCT関数の構文

DPRODUCT関数の構文は以下の通りです。

DPRODUCT(データベース, フィールド, 検索条件)

引数の解説

  1. データベース:データベース形式のリストの範囲を指定します。
  2. フィールド:積を求めたい列の名前または列番号を指定します。
  3. 検索条件:積を求める条件を指定する範囲を指定します。この範囲は、最初の行に検索条件のフィールド名を、次の行に検索条件の値を入力します。

DPRODUCT関数の使い方

以下の表を例に、DPRODUCT関数の使い方を説明します。

A B C
1 名前 性別 売上
2 山田 3000
3 佐々岡 4000
4 岸川 5000

この表で、性別が「男」の人の売上の積を求めたい場合、以下のようにDPRODUCT関数を使います。

=DPRODUCT(A1:C4, "売上", E1:E2)

ここで、検索条件を以下のように指定しています。

E
1 性別
2

この場合、「A1:C4」の範囲から、性別が「男」の人の売上の積を求めるため、DPRODUCT関数は「3000 * 5000 = 15000000」という値を返します。

DPRODUCT関数の注意点

DPRODUCT関数を使う際には、いくつか注意点があります。

  1. 検索条件に文字列を使用する場合は、必ずダブルクォーテーション(””)で囲む必要があります。
  2. 検索条件が複数ある場合、それぞれの条件を別の行に入力してください。検索条件の範囲は、すべての条件を含むように選択してください。
  3. フィールド引数に列番号を使用する場合は、最初の列を1としてカウントします。
  4. DPRODUCT関数は、条件に一致するデータが存在しない場合、0を返します。

まとめ

ExcelのDPRODUCT関数を使うことで、特定の条件に一致するデータの積を簡単に求めることができます。構文や引数を理解し、適切な検索条件を指定することで、データ分析を効率的に行うことができます。

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