ExcelのPERCENTRANK関数の使い方
ExcelのPERCENTRANK関数は、指定した数値が配列内でどのパーセンタイルランクに位置するかを計算する関数です。この記事では、その使い方とサンプルを用いた説明を行います。
PERCENTRANK関数の構文
まずは、PERCENTRANK関数の基本的な構文を確認しましょう。
PERCENTRANK(配列, x, [有効桁数])
この構文には3つの引数があります。
- 配列: パーセンタイルランクを計算するための数値の集まりを指定します。
- x: パーセンタイルランクを計算したい数値を指定します。
- 有効桁数: （オプション）結果を四捨五入する桁数を指定します。省略すると3桁に四捨五入されます。
PERCENTRANK関数の使い方
次に、PERCENTRANK関数の使い方について具体的な例を用いて説明します。
以下の表を例にとります。この表は、社員の名前とその年齢を記録したものです。
| ＼ | A | B | C |
|---|---|---|---|
| 1 | 名前 | 性別 | 年齢 |
| 2 | 山田 | 男 | 34 |
| 3 | 佐々岡 | 女 | 25 |
| 4 | 岸川 | 男 | 28 |
この表を用いて、「岸川」さんの年齢（28歳）が全社員の中でどのパーセンタイルランクに位置するかを計算してみましょう。そのためには、次のように入力します。
=PERCENTRANK(C2:C4, 28)
これにより、岸川さんの年齢が全社員の中でどのパーセンタイルランクに位置するかが計算され、その結果が返されます。なお、「有効桁数」を省略した場合、結果は自動的に3桁に四捨五入されます。
PERCENTRANK関数の注意点
PERCENTRANK関数を使用する際には、いくつかの注意点があります。
- 「x」に指定した値が配列の最小値未満、または最大値を超える場合、PERCENTRANK関数はエラーを返します。
- 「有効桁数」は0から15の範囲の整数を指定することができます。それ以外の値を指定すると、PERCENTRANK関数はエラーを返します。
まとめ
ExcelのPERCENTRANK関数は、指定した数値が配列内でどのパーセンタイルランクに位置するかを計算する便利な関数です。具体的な値が全体の中でどのような位置づけになるのかを知ることができるため、データ分析の際に有用です。ぜひ活用してみてください。