PERCENTILE関数の詳細解説(Excel)

ExcelのPERCENTILE関数の使い方

ExcelのPERCENTILE関数は、配列の特定のパーセンタイルにある値を計算するための関数です。具体的には、与えられたパーセンタイル値に対応するデータポイントを求めることができます。この記事では、その使い方と具体的な例を通じてPERCENTILE関数の理解を深めていきましょう。

PERCENTILE関数の構文

PERCENTILE関数の構文は以下の通りです:

PERCENTILE(配列, 率)

ここで、引数の意味は次のようになります。

  • 配列 – パーセンタイルを計算するデータの集合。これは数値の配列を指定します。
  • – 求めたいパーセンタイルを0から1までの範囲で指定します。例えば、中央値(50パーセンタイル)を求める場合は0.5を指定します。

PERCENTILE関数の例

では、具体的な例を見てみましょう。以下のような年齢のデータがあるとします。

A B C
1 名前 性別 年齢
2 山田 34
3 佐々岡 25
4 岸川 28

このデータの年齢の75パーセンタイルを求めるには、以下のようにPERCENTILE関数を使います。

=PERCENTILE(C2:C4, 0.75)

この式は、年齢データ(C2:C4)の75パーセンタイルを求めます。結果は、32となります。これは、全体の75%のデータが32歳以下であることを意味します。

まとめ

PERCENTILE関数は、データの分布を理解するのに役立つ強力なツールです。データの特定のパーセンタイル値を簡単に計算できるため、データ分析の際に非常に便利です。特に、大量のデータが存在し、その分布を理解したい場合には、この関数の利用を強くお勧めします。

注意点

ただし、PERCENTILE関数を使用する際は、以下の点に注意してください。

  • 「率」の引数は、0から1までの範囲で指定しなければなりません。それ以外の値を指定するとエラーが返されます。
  • 配列内に文字列やエラー値が含まれていると、PERCENTILE関数はエラーを返します。
  • 配列が空の場合、または全ての値が非数値の場合、PERCENTILE関数はエラーを返します。

以上の点を注意しつつ、PERCENTILE関数を使って、データ分析の幅を広げていきましょう。

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