NORMSDIST関数の詳細解説(Excel)

Excel NORMSDIST関数の使い方

ExcelのNORMSDIST関数は、標準正規分布の累積分布関数を計算するための関数です。具体的には、与えられたz値に対応する累積分布関数の値を求めることができます。この記事では、その使い方と具体的な例を通じてNORMSDIST関数の理解を深めていきましょう。

NORMSDIST関数の構文

NORMSDIST関数の構文は以下の通りです:

NORMSDIST(z)

ここで、引数の意味は次のようになります。

  • z – これは、標準正規分布の累積分布関数を求めるためのz値です。

NORMSDIST関数の例

では、具体的な例を見てみましょう。

仮に、あるテストの結果が標準正規分布に従い、ある学生のz値が1.5だとします。このとき、この学生が全体の何パーセント上に位置するかを求めるために、NORMSDIST関数を使うことができます。

=NORMSDIST(1.5)

この式は、z値が1.5に対応する累積分布関数の値を求めます。結果は、約0.9332となります。これは、この学生がテストの結果全体の約93.32%上に位置することを意味します。

注意点

NORMSDIST関数を使う際の注意点として、z値が無限大または無限小の場合、関数はそれぞれ1または0を返すことがあります。これは、正規分布が理論的には無限大まで広がっているため、z値が無限大または無限小に対応する累積分布関数の値が1または0であるためです。したがって、NORMSDIST関数を使う際には、z値が適切な範囲内にあることを確認する必要があります。

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