NORMINV関数の詳細解説(Excel)

Excel NORMINV関数の使い方

ExcelのNORMINV関数は、正規分布の逆関数を計算するための関数です。具体的には、与えられた確率に対応する正規分布の値を求めることができます。この記事では、その使い方と具体的な例を通じてNORMINV関数の理解を深めていきましょう。

NORMINV関数の構文

NORMINV関数の構文は以下の通りです:

NORMINV(確率, 平均, 標準偏差)

ここで、各引数の意味は次のようになります。

  • 確率 – これは、対応する値を求めたい確率です。これは0から1の間の値を取ります。
  • 平均 – これは、正規分布の平均値です。
  • 標準偏差 – これは、正規分布の標準偏差です。

NORMINV関数の例

では、具体的な例を見てみましょう。

仮に、あるテストの結果が正規分布に従い、その平均が70点、標準偏差が10点だとします。このとき、上位10%に入るためには、どのようなスコアが必要でしょうか。この問いに答えるために、NORMINV関数を使うことができます。

=NORMINV(0.90, 70, 10)

この式は、90%(つまり上位10%)の確率に対応するスコアを求めます。結果は、約82.82点となります。つまり、テストのスコアが82.82点以上であれば、上位10%に入るということができます。

注意点

NORMINV関数を使う際の注意点として、確率が0または1の場合、関数はエラーを返すことがあります。これは、正規分布が理論的には無限大まで広がっているため、確率が0または1に対応する値が存在しないためです。したがって、NORMINV関数を使う際には、確率が0や1にならないよう注意が必要です。

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